564【8割は、・・・100%‼】
石垣の隙間から、舗装道路の隙間から、必死に生えて成長する「ど根性植物」。
つい先日も、国会議員の地元事務所前の道路の中央分離帯にあるマンホールの隙間から、
桐と思われるど根性植物が生えているという記事がありました。
こういったど根性植物は時々目にします。・・・いつも応援メッセージ付きで‼
こんな記事を見ると、ついつい「頑張っているなあ‼」なんて思います。
でもこのような景色は、目を凝らしていると時々見掛けることが出来ます。
散歩の途中、坂道で息切れのためエンストし、一息入れているとき、
そんな“ど根性”を見付けました。・・・で、思わずパチリ‼
しばらくすると、また見付け、そしてパチリ‼
でも彼らは、そこが心地いいからそこに芽吹いたわけであって、
どうも、頑張っているだけではないような気がするのです。
そして次の散歩のとき、何気なく道沿いの小川を覗いてみました。
何年か前に、釣り好きの愛孫の長男が、別の川で釣ったウグイを放流していたのです。
その理由は二つあります。
一つは、釣った魚を弟や、母親に見てもらいたかったこと。
そして二つ目は、家の前の小川にも魚が住むような環境にしたいこと。
・・・彼には、そんな思いがありました。
小川は途中に小さな砂防堤があり、その下流はコンクリートで固められ、
堤防の上流がかろうじて水草や石ころ転がっている川底が見えていました。
ですが、昨今の集中豪雨による急激な増水は、見るも哀れな濁流となり、
とても愛孫のお友だちの魚たちは、放流された場所にはとどまれず、
残念ですが、きっと急流に飲み込まれ、流されてしまったと思っていました。
ところが、今日見るとビックリ。何と何匹かの魚が泳いでいる姿が見えました。
よくもまあ、あんな濁流に負けず生き延びていてくれたものだと、
嬉しくなって、しばらく見とれていました。
・・・彼らの頑張りはすごいな~。。。
ですが、しばらくして思ったのです。
確かに頑張っているのは事実です。でも、頑張りだけでは説明が付かないのです。
・・・そこには頑張り以外の何かがないと、こういうことにまでは。。。
そこには何があるのだろうか?
きっとそこにあるのは、「シブトサ」ではないかと思ったのです。
頑張りは必要ですが、100%頑張り続けてしまうと、張りつめ糸は切れてしまいます。
頑張りは、80%程度でいいのです。8割程度だから頑張り続けられるのです。
・・・残りの2割は、「シブトサ」がものを言うのではないかと思うのです。
8割程度良ければ、パーフェクトなのだと思います。
・・・100%良いことなんで、無理ですから‼