446【回避とは、予め防ぐこと‼】
♡ 予防、回避のその先に・・・⁉
気になる、気にする、気に掛ける、・・・いずれも「気」の問題ですが、
相手を気遣っての思いです。
気を付ける、気をもむ、気を吐く・・・こうなると、主体が自分になります。
そして、その主体が素っ飛んじゃったのが・・・「気を取られる」ということになります。
気を取られてしまうと、コントロールが出来なくなり、何が起こるか見当がつきません。
庭の隅で草取りをしていたら、お隣の方が近付いてこられました。
「こんにちは」と挨拶をしたところ、私が居ることに気付いておいでにならなかったようで、
ちょっと驚きながら、「あっ!こんにちは‼」と挨拶を返してくださいました。
ここまでは良かった・・・と言うより、ちょっと脅かしてしまったようでしたが、
まあまあ、お許しいただける範囲だと勝手に思っていました。
お隣さんは用事を済ませて、引き返そうとされました。
一、二歩歩み出られた時に、ガシュッ!と妙な音とともに、
「痛てっ」と、「やっちゃった~」というような、後悔とも言える小さい声が聞こえました。
思わず「すみません」と心の中で謝りました。
車庫の曲がった屋根に、頭をぶつけてしまわれたようでした。
なぜ何もしていないのに誤ったのか、はっきりとは分かりませんが、
きっと、私がお声がけをしたとき、かすかな驚きをさせてしまったことに対する
“後ろめたさ”からだったのかもしれません。
「気を取られる」と「心ここにあらず」となり、そこには何がしろの理由があります。
それは、自分が原因の場合と、他者が原因の場合があります。
いずれにしても、「原因」があるのであれば、それを取り除くことにより
防ぐことが出来ます。
・・・これを“予防”と言います。
除草作業の時は帽子を被ります。何度も顔を木の枝で突っついて気が付きました。
帽子はキャプがいいようです。
顔の前に固いつばがあると、そこに枝が触れた時点で回避できるからです。
「気を取られ」て、怪我をする前に予防したいものです。
そう分かっていても、またやらかしてしまうのが年寄りです。
学習をしても、それを生かせないのです。(笑)
・・・“気を遣う”という手もありますが⁉