癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

446【回避とは、予め防ぐこと‼】

 

f:id:simojisannoomoi:20210420190826j:plain ♡ 予防、回避のその先に・・・⁉

 

 気になる、気にする、気に掛ける、・・・いずれも「気」の問題ですが、

相手を気遣っての思いです。

 気を付ける、気をもむ、気を吐く・・・こうなると、主体が自分になります。

そして、その主体が素っ飛んじゃったのが・・・「気を取られる」ということになります。

 気を取られてしまうと、コントロールが出来なくなり、何が起こるか見当がつきません。

 

 庭の隅で草取りをしていたら、お隣の方が近付いてこられました。

「こんにちは」と挨拶をしたところ、私が居ることに気付いておいでにならなかったようで、

ちょっと驚きながら、「あっ!こんにちは‼」と挨拶を返してくださいました。

 

 ここまでは良かった・・・と言うより、ちょっと脅かしてしまったようでしたが、

まあまあ、お許しいただける範囲だと勝手に思っていました。

 

 お隣さんは用事を済ませて、引き返そうとされました。

一、二歩歩み出られた時に、ガシュッ!と妙な音とともに、

「痛てっ」と、「やっちゃった~」というような、後悔とも言える小さい声が聞こえました。

 思わず「すみません」と心の中で謝りました。

車庫の曲がった屋根に、頭をぶつけてしまわれたようでした。

 

 なぜ何もしていないのに誤ったのか、はっきりとは分かりませんが、

きっと、私がお声がけをしたとき、かすかな驚きをさせてしまったことに対する

“後ろめたさ”からだったのかもしれません。

 「気を取られる」と「心ここにあらず」となり、そこには何がしろの理由があります。

それは、自分が原因の場合と、他者が原因の場合があります。

 

 いずれにしても、「原因」があるのであれば、それを取り除くことにより

防ぐことが出来ます。

・・・これを“予防”と言います。

 

 除草作業の時は帽子を被ります。何度も顔を木の枝で突っついて気が付きました。

帽子はキャプがいいようです。

顔の前に固いつばがあると、そこに枝が触れた時点で回避できるからです。

 

 「気を取られ」て、怪我をする前に予防したいものです。

そう分かっていても、またやらかしてしまうのが年寄りです。

学習をしても、それを生かせないのです。(笑)

 

 ・・・“気を遣う”という手もありますが⁉