296.【ほんの少しずつ、少しずつ‼】
♡ “でんぐり返し”と言えば、森光子さんの放浪記ですね。
考えもしなかった。
それは、「疲れる」「息が切れる」ということ。
結構ハードなことをしても、長い距離を走っても、
それは一瞬、「ちょっと休むか?」程度で、
それほど、気になる程ではないし、
次の日に、身体が痛かったとしても、
それは、疲れという感覚ではなかった。
午前中は天気も良く、気持ちも良かったので、
すっかり伸びきってしまった庭木の枝を剪定してみた。
体力回復の第一歩のリハビリのつもりで、外に出た。
ん! ・・・やっぱり足取りが重い。
いいえ、心理的なものでは無く、
肉体そのものの、生の感覚だ!
2階に上がるときは、安全のため手摺を持つ。
心の中で、「ヨイシヨ」と掛け声を掛ける。
だが、花壇には手摺が無い、それに階段より段差がある。
花壇のふちに手をついて、ゆっくり登る。
アウトドア用の小さな椅子を持ち出し、座って枝を切る。
2年位前に、太い木を切ってもらった切り株から、
「萌芽(ほうが)」が生えた。「ひこばえ」とも言う。
根元から切っても良いのだが、
折角、生えたので、少し残して丸くカットした。
植えた記憶がない「ハラン」。
古い葉が枯れ、はびこっているので、
1枚1枚抜き取って行った。
終わる頃、「チクッ」と電気が流れたような刺激があった。
ウッ! 蜂だ‼ 差の如く飛び出した。が、1匹だ。
ん! 小さい!黒っぽい! あ~っ、ドロバチだ‼
だが、巣の形跡はない! 奴は刺して飛び去った。
毒性は弱いものの,放っておけば腫れて来る。
傷口を流水で洗い流し、きつく摘んで毒液を絞り出す。
繰り返し絞った後、虫刺されの薬を付けておいた。
何度か刺されているが、
幸いにも、アレルギー反応は起こらない。
長い枝はまとめて縛っておき、あとはゴミ袋に入れて、
今日の作業は、お終いとした。
2時間程度、・・・やっぱり疲れた。
たかが、此れ式で疲れるとは、何と面目ない!(笑)