癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

282.【天色(あまいろ)の彼方から‼】

 

f:id:simojisannoomoi:20201019200551j:plain ♡ お兄ちゃんは、・・・いつも暖かい‼

 

 また雨になってしまいましたね!・・・

陽の光が差し込むと、何となくほっとした気分になり、

気持ちまで、ほっこりしてきます。

 その逆に、陽が無くなっただけで、ただな~んとなく、

心が折れたように、気が荒んでしまいます。

 

 微妙~なところなんですが、

歳のせいだけなんでしょうか? 季のせいなんでしょうか?

 帰宅のバスを待つ夕暮れどきは、

「何となく心細い」と言った義父の言葉が、

現実味を帯び、よみがえって来て、

「なるほど」、「ほんに」、

そんなふうに、感じ取れるようになって来ました。

 

 あの、ピ~~~ヒョロロロ!と鳴きながら、

天空を飛び回る鳶の姿が映える天色(あまいろ)は、

時の過ぎ行くのを忘れ、いつまでも仰ぎ魅せられる。

・・・それほどの清涼感があります。

 

 人の心は、感じやすく、壊れやすいものです。

繊細な心は、「金継ぎ」のような、高尚な技をもっても、

なかなか修復できるものではありません。

 そこには、“温かさ”という真綿が有要かと思います。

 

 身体だけでなく、心まで温めてくれる陽の光は、

太陽の表面から放射された赤外線が、

8分掛けて地球に届くと言われます。

 ところが、

核の熱が輻射層、対流層を通って太陽の表面に伝わるまでは、

100万年掛かるんだそうです。

 温かさは、

やっぱりそう簡単に、手に入るものではないんですね。

 

 さてさて人の心の伝導は、

どの位の時が必要なんでしょうかね?

 明日は暖かくなりそうです。

 ゆっくり浴びましょ! 100万年前の貴重な温もりを。