282.【天色(あまいろ)の彼方から‼】
♡ お兄ちゃんは、・・・いつも暖かい‼
また雨になってしまいましたね!・・・
陽の光が差し込むと、何となくほっとした気分になり、
気持ちまで、ほっこりしてきます。
その逆に、陽が無くなっただけで、ただな~んとなく、
心が折れたように、気が荒んでしまいます。
微妙~なところなんですが、
歳のせいだけなんでしょうか? 季のせいなんでしょうか?
帰宅のバスを待つ夕暮れどきは、
「何となく心細い」と言った義父の言葉が、
現実味を帯び、よみがえって来て、
「なるほど」、「ほんに」、
そんなふうに、感じ取れるようになって来ました。
あの、ピ~~~ヒョロロロ!と鳴きながら、
天空を飛び回る鳶の姿が映える天色(あまいろ)は、
時の過ぎ行くのを忘れ、いつまでも仰ぎ魅せられる。
・・・それほどの清涼感があります。
人の心は、感じやすく、壊れやすいものです。
繊細な心は、「金継ぎ」のような、高尚な技をもっても、
なかなか修復できるものではありません。
そこには、“温かさ”という真綿が有要かと思います。
身体だけでなく、心まで温めてくれる陽の光は、
太陽の表面から放射された赤外線が、
8分掛けて地球に届くと言われます。
ところが、
核の熱が輻射層、対流層を通って太陽の表面に伝わるまでは、
100万年掛かるんだそうです。
温かさは、
やっぱりそう簡単に、手に入るものではないんですね。
さてさて人の心の伝導は、
どの位の時が必要なんでしょうかね?
明日は暖かくなりそうです。
ゆっくり浴びましょ! 100万年前の貴重な温もりを。