癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

89.【分からん時は、・・・直感を信じよ】

 

f:id:simojisannoomoi:20200408154604j:plain f:id:simojisannoomoi:20200408154648j:plain ♡ 侘び? 寂び? 分からんものは、分からん、

即、感じるべし・・・「自然の美」。

 

 世の中、新型コロナウイルスで大変な時に、

こんなことで迷っていていいものかと思いますが、

散歩コースで、石灯籠を見入っているうちに、

何となく、気になった言葉がありまして、・・・

 

 それは、・・・・・

「わび」「さび」という言葉でございます。

茶道の世界とか、石庭のコケとか、焼き物の姿とか、

「古池や 蛙飛び込む 水の音」とかの世界。

分かるような、分からないような・・・

 

 この「侘び」「寂び」について、

茶人の木村宗慎さんは、

次のように説明されているようです。

 

 『「さび」は、見た目の美しさについての言葉です。

この世のものは、経年変化によって、

さびれたり、汚れたり、欠けたりします。

一般的には劣化とみなされますが、

逆に、その変化が織りなす、多様で独特な美しさを,

「さび」と言います。

 

 一方、「わび」は、

さびれや汚れを受け入れ、楽しもうとする

ポジティブな心についての言葉です。

つまり、さびの美しさを見出す心が

「わび」なんです。』・・・と。

 

 この記事を紹介されている、

FUJISAN MAGAZINE SERVICEの松村さんは、

「さびが表面的な美しさだとすれば、

わびは内面的な豊かさ。」と、言っておられます。

 

 ということなんですが、・・・・

良く分からないことは、いくら理解しようと

思っても良く分からない。

 つまり、感じることを説明することは諦めて、

改めて、「ほんにそのとおり」と、

分かったふりをして感じればいい。

 

 ・・・そう思うのであります。

 

 兼六園の徽軫灯籠(ことじ とうろう)や

神社、仏閣の朽ちかけた苔むす石灯篭を、思い浮かべ、

心休まる「美」を、

ゆっくりと感じようと思います。・・・・・