癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

235.【当たり前は、当たり前に】

 

f:id:simojisannoomoi:20200902200801j:plain ♡ 中にある物?・・それは「当然○○」→「当前」→「当り前」

 

 

 副作用の、ワーストスリー。

それは、・・・

その一、倦怠感。

その二、不随運動。

その三、発疹・紅斑。

 

そして、ワーストファイブ。

それは・・・

その四、口内炎

その五、涙目。

 

 これら一つ一つが、なかなか我慢ならぬこと。

そんな発疹が、・・・ぼつぼつ始まる。

和歌山県立医科大学 呼吸器内科・腫瘍内科

山本信之先生監修の「癌を学ぶ」という、

ファイザー株式会社のHPによると、

『首筋や手足、背中、頭など身体の一部、

あるいは全身の皮膚に発疹(赤いブツブツ)や

紅斑(赤い斑点)を引き起こすことがあります。

見た目にも明らかなことから、

患者さんの不安にもつながります。

かゆみを伴うこともあり、

精神的にも身体的にも、患者さんにとって不快な

症状の一つと言えます。』とある。

 

 まったくその通りだ!

なるべく入浴やシャワー浴により清潔を保ち、

保湿剤を使って、皮膚に十分なうるおいを与える。

外出には、

日傘や長袖、帽子や手袋で、紫外線を浴びないようにする。

 さらに、肌への刺激が少ないものを着用し、

肌を締め付けないような、服や靴下を選ぶことなどが、

寛容のようであるが、

それをしても、なお、発疹は出来る。

 ・・・だから始末が悪い。

特に、湿度の高い夏は、こんなことはやってのけられない。

 

 直すのは、どの症状も、いとも簡単のようだ?

・・・それは、抗がん剤を止めること。

ドクターは、そう簡単に言ってのける。

 

 だが、心配も残る。すべてが元に戻るのか???

痩せてしまった細胞は、きっと後遺症を残すに違いないから。

 老化と、後遺症、

それは、抗がん剤を止めてみないと何とも言えない。

・・・そして、止めっぱなしの日が、やって来るのか?

止めっぱなしの日常が、当たり前の日は、やって来るのか?

 

 『何が当たり前なのか見極めて判断をし』・・・

これは、菅義偉さんが、記者会見で述べた一語ですが、

この、「当たり前」という言葉、

大辞林 第三版の解説によると、

① 誰が考えても、そうであるべきだと思うこと。

当然なこと(さま)。

② 普通と変わっていないこと(さま)。・・・とある。

 

 その意味は別として、難しい判断であることは確かだ。

例えば、「誰が考えても、そうであるべきだと思う」、

・・・この判断は、もしかすると、

“自分”に置き換えられてしまわないだろうか?

 

 そうであっては、元も子もない話にすり替わってしまう。