69.【嬉しさ、温かさに見守られ】
~抗がん剤の投与・・・第5回目~
♡ 帰りの道で見つけた「春」です‼
タンポポの名前の由来は、幾つかあるようですが、
田んぼのあぜ道などに、よく生えていることから、
昔は「田菜」と呼ばれていて、その「たな」が「たん」に変化し、
綿毛がほほけるという、特徴を表す「ほほ」と結びついて、
たんぽぽになったという説が、
・・・私は一番好きです。
行って来ましたよ~。定期投与。
結果、今日も片方だけのゲムシタビンのみ。
でも、先生はおっしゃいます。
両剤を打って、とぎれて間が空いてしまうより、
片方だけでも、定期的に投与できることの方が、
続けて投与できることの方が、大切だと。
そう言ってくださると、なんだか元気がでます。
一生懸命に通院する気になってきます。
これでいいんだと、納得して治療に専念できます。
やっぱりDoctorの一言ってすごい。
人をその気にさせる。人の心を動かす。人を満足させる。
外来治療室は、地下にあるんです。
患者が地下に行くのは、その部屋位ですから、
エスカレーターはなく、エレベーターだけなんです。
閉鎖的な箱の中から出た廊下には、人気もなく、
何となく足取りも重く、気が載らない空間に在ります。
これは、不必要な方々への、被爆を守るためのようです。
目、神経、消火器、軌道への急性症状や、
二次癌、遺伝子、胎児への慢性症状を引き起こすようです。
取扱いによっては、とっても怖い薬剤です。
取扱いは、人が近づかないフロアーが最適なのでしょう。
看護師さんたちは、皆さん親切です。
寒くはないですか? 気分は悪くないですか?
針の刺さっているところは、痛くないですか?
体調の変化はありませんか? もう少しですね!
体温を測り、血圧を測定して、平常を確認して、
被れやすいんですね? この包帯は大丈夫ですか?
点滴の針を抜いて、・・・
これで今日の投薬は、お・し・ま・い・!