46.【生きていれば、迷いもする】
♡ 桜の開花と、新しい世界と。。。
「花より団子」その言葉の字ずらを勝手に鵜呑みにして、
花を見ずして、団子ばっかり食らっていました。
退職して再雇用での最初の日、
咲いた桜を見て、
「ああ! きれいな桜が咲いたなぁ‼」と思いました。
それまでは、「ああ! 桜が咲いたなぁ‼」と
思いはしましたが、
「きれいな」という称賛の心は持っていませんでした。
心のバランスが崩れると、
現実に見える物が見えなくなってしまうんです。
心が閉じ、固まってしまって、
最低限のことしか、響かなくなくなってしまうんです。
花って、美しいんです、綺麗なんです。
パワーがあるんです。
花は、華やかで、心のマッサージャーなんです。
そんなことを意識せずに生きてしまいましたが、
取り返しが効かない過去は諦めて、
これから先、花を感じて生きようと思います。
迷いながらも、テクテクと日差しを浴びながら。・・・
これは、津軽の農民作家、鳴海要吉さんの詩集
『土にかへれ』の中の一編を、
従姉に頼んで色紙に書いてもらったものです。
しかし、調べてみると、どうも・・・
「命あって、迷はぬものは何処にある、
あれあの通り雲さへ迷ふ」というのが、本当のようです。
でも、私にとっては、
同じように指針となる道しるべには、違いありません。
文学の世界に逆らおうとか、
蔑(ないがし)ろにしようとか、
決して、そんな気持ちは、毛頭持っていませんが、
失礼でしょうか。
生 き て い て
迷 わ ぬ も の が ど こ に あ る
あ れ あ の と お り
雲 さ え 迷 う
とした方が、何となくしっくりすると言った、
弘前の友人の言葉につい同調して、
そのとおり書いてもらった次第です。
おおらかに!・・・大らかに‼・・・