■

５９７【余裕を忘れず、余裕を持つ大切さ‼】

　♡ 紺碧の空にそびえ立つ、その花は・・・？

　皇帝ダリアは、ツリーダリアとも言われ、大きく成長すると１０ｍにもなるようで、

その姿は何とも言えず立派なもので、名前と立ち姿が見事に相まっていますね。

　こんなに大きな花なのに、その存在を知ったのは１０年か１５年くらい前のことで、

記憶では突然現れ、それも沿道にズラズラと、何ともびっくりしたことを覚えています。

　これはただ単に私の前にいきなり現れたのか？・・・

確かにそういうこともあるかもしれませんが、

私に“余裕”というものが、ただ単に無かったのではないかと思います。

　実はそのころ、私にある変化があったことを思い出しました。

それは、１０年以上前に定年退職を迎え、再雇用制度に救われて元の職場に通う途中、

桜の花を見て、何と綺麗な桜なんだろうとつくづく思ったことがありました。

　その桜は、それこそずっとずっとそこに咲き、ずっとずっと見ながら通勤したものです。

そのころは、その見事に咲き乱れる桜並木を見ても、

「あぁ！桜が咲いたなぁ‼」・・・そんなふうに思いはしたものの、

それ以上の感覚は持ち合わせませんでした。

　ところが、退職してから見た同じ桜は、とってもとっても綺麗なものでした。

これは、気持ちに余裕がなかった結果であり、

随分と取り返しのつかない日々を送ってしまった結果でありました。

　余裕のない日々などと思ってもいないなかで、余裕のない日々を過ごしたわけです。

　こういうことってたまにありますよね。

・・・もっと楽しい余裕のある日々を送っても良かったのに。。。