661【鶯の声が、聞こえて来るような⁉】
♡ いよいよです。春です。始まりです。
どうかなと思いながらも、足はいつもの散歩コースへと、・・・
どうかなと思いながら眺めた先には、咲いていましたよ、一輪、ニ輪、三輪・・・
淡い紅梅色の蕾の中に、ところどころに白い花びらを見付けました。
福寿草と言え、梅の花と言え、どうして春を知り、どうして開花の時期を知るのだろう。
枝を傷めたら、きっと痛がるに違いない。蕾をつまんだら、きっと悲しがるに違いない。
そんなことを考えてしまうと、ただただ、ぼ~っと眺めているほかなくなる。
眺めれば眺めるほど、あちらでぽつり、こちらでぽつりと、
次第に開花が進むような気がして、時のたつのをふつふつと感じさせてくれる。
こんな景色を何回観たのだろうか、そしてまた、今年の花も時を刻むことになる。
そんな梅の花に酔い痴れ、夕食後にうっつらうっつらしていた時、
「お風呂場の灯油を入れてくれた」・・・突然、我に返った!
あいや~~~。そういえば、頼まれていた。
日中、何回も、何回も思い出し、・・・その度にいちいち、すっかり忘れてしまった。
明日は忘れずに必ず入れなくては。
・・・そう思ったが、そう思ったのは昨日の事、明日は忘れずに入れられるだろうか?
梅の花の心豊かさにかまけて、忘れてしまったことを忘れてしまいたい。
明日はきっと・・・・・
・・・これぞ、夢と現実の物語‼