癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

 


4.【希望を持っての1年間でしたが・・・】

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♡ゆずのトゲ(棘)は、

鹿とか猪とかの大きな動物に食べられないための

防御策だと思いますが、そんな棘を見ていると、

膵臓癌も体に寄生して、取られないようにバリアーを張っているのでしょうか?

な~んて、思ってしまったりするんです。

そんなバリアーにはメスを入れて、スッキリしたいものですね!

・・・ゆずの実は美味しいですから‼

 

 退院してまず思ったのが、今後のことでした。

以前に、ある方の遺族の方のために、

遺族年金の請求や、準確定申告、各種契約の変更などの

お手伝いをしたことがあり、

この際の必要書類の多さや手続きの複雑さ、等々のことから、

パートナーに、これらをやり遂げるエネルギーは無いと思い、

何をどうすればよいのかを「困った時のチョイ見」と題し、

まとめておくことにしました。

 内容は43項目に及びました。

 

 次に、愛孫の誕生とともに書き出した、

写真入りの日記「○○劇場」の、

書けなかった退院の日までの記録を追記することと、

誕生日ごとに1冊にまとめ、印刷しておくことでした。

 

 そして、子どもみこし会などの5つの団体の

退会の申し出をすること。

運営マニュアルの不足部分を追記し、

引き継ぎ書を書き、届け出ました。

 

 それには大変なエネルギーを要し、

寂しさやみじめさを感じないわけではありませんでしたが、

そんなことをしていたお陰で、

何とか気力を持ち続けることが出来たんだと思います。

 そんな思いがこのブログを始めた

切っ掛けでもあるんですがね。・・・

 

 気力は維持できたものの、・・・

副作用は、倦怠感、涙目、食欲不振、肌荒れ、発疹、

口内炎、下痢、便秘、爪割れ、

手のひらや足の裏の皮膚が硬くなる皮膚障害などなど、・・・

発症すると言われる症状のほとんどと付き合いながら、

明日を考えず、「今日が良ければそれでいい」と思いつつも、

幾許(いくばく)かのささやかな光を求めて過ごした、

長いようで短かった1年間でした。・・・

 

 その結果が出ました。

腫瘍マーカーの数値が微妙に上昇していることや

CT検査の結果、膵臓の近くにある大動脈に付随する血管に

影がある。・・・

つまり転移のようです。

 

 そのため、・・・

腹部超音波(エコー)検査とPET検査を受けることと、

術後予防のためのティ―エスワンの錠剤から、

治療のためのアブラキサン+ゲムシタビン併用の

点滴に替えることになりました。

 

 ティ―エスワンは、

1年程度で止められるかもしれませんでしたが、

アブラキサン+ゲムシタビン併用の点滴は、

そう簡単にやめられないようです。

・・・つまり、終わりのない投与となりそうです。・・・

 ま・い・っ・た・・・な~~~‼。

 

 ・・・でも、生きるために、投与を選択しました。