癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

882-2023/11/13

 

 「喰えなきゃ、喰わんでいい! 喰える時に、喰えばいい‼」・・・最近、そう思うのですよ。

 

 今までは「食は命に繋がる!」・・・そう思っていたのです。

 

 子どものころ、学校林なるものがあり、山道を歩き峠を越え現場に着き、植林の下草刈りをしていたとき、お腹が空いて力尽きて動けなくなったことがあります。

 その時、やっと昼食タイムになり、持って行ったおにぎりを、むしゃぶりついて食べたとき、俄然、力がみなぎり、午後の作業について行けました。

 

 「人は、喰えなくなった時、終焉を迎える」そう思っていました。「何が何でも喰わねばならぬ。喰えば、それなりの力も湧いて来る。」「生きる力も湧いて来る。」「戦う力も湧いて来る。」それは事実のようですから。。。

 

 ですが、喰えません。食べる気力が薄れて行くのです。頭では「食べなきゃ!」そう思うのですが、体が動こうとしません。「こんなことじゃ負けちまう!」そう思うと、尚更、食事を前にしても、手が伸びません。

 

 で、思ったのです。「喰えなきゃ、喰わんでいい! 喰える時に、喰えばいい‼」・・・そう思ったとき、そうだ「食べたいときに、食べれるものを、食べれるだけ食べればいい。」「そうすれば、死にやしないだろう。」

 

 そう思えたとき、とっても楽になりました。・・・思い込みの転換とでもいうのでしょうか⁉ 

 お陰で少し食欲も出て来ました。今は投薬休憩期間という谷間を超え、投薬3日目のこともあり、まだまだ精神的にも落ち着いています。

 

 ・・・この思い込みを裏切らず、ずっとそんな気持ちで過ごせますよう!。。。