883-2023/11/16
「カスハラ」という言葉を知りました。
『「カスハラ」とは「カスタマーハラスメント」と言って、顧客等からのクレーム・言動のうち、要求の内容の妥当性に照らして、要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により、労働者の就業環境が害されるもの』と定義されています。
顧客が店舗の従業員の些細なミスに対して、土下座を求めるといったケースが典型例で、そのほかに「暴言」「何回も同じ内容を繰り返すクレーム」「権威的(説教)態度」「威嚇・強迫」「長時間拘束」などのことのようです。
この言葉を知って、ハッ!と思いました。お店のスタッフやレジで、病院の受け付けで、電話の相手に対して・・・
こんな経験は多くの人にあるようです。私にも思い当たることがあります。口には出さないまでも、相手の態度や言動に対して、思ったことは何回もあます。
話は少しワープしますが、三波春夫さんが「お客様は神様だ」と、言っていることを聞いたとき、一抹の不安感のようなものを覚えたし、何とも言えないモヤモヤ感がありました。
でも、そうではなかったのです。「お客様は神様だ」という言葉が独り歩きしてしまっている。そう嘆くのは、三波春夫さんや娘さんたちです。
この言葉の意味を。三波春夫さんのHPでは次のように語っていました。
『歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払ってまっさらな、澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。
ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。ですからお客様は絶対者、神様なのです』(中略)『三波にとっての「お客様」とは、聴衆・オーディエンスのことです。
また、「お客様は神だから徹底的に大事にして媚びなさい。何をされようが我慢して尽くしなさい」などと発想、発言したことはまったくありません』
お客と従業員の関係は、お互いを『神様』と思い、お互いに『ありがとうの言葉』を忘れてはいけませんね!・・・大いなる反省‼