癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

861-2023/09/09

 

 台風崩れの低気圧が荒れ狂うなか、外科外来に行って来ました。予約でもしていなかったなら、家の中に留まっていたい様な雨風の強い日でした。

 千葉県や茨城県には線状降水帯も発生し、被害に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げます。

 

 採血をして待つこと1時間、結果が出た時点で診察室に呼ばれ、問診を受けました。「どうですか?」「倦怠感が強いです」「続けられそうですか?」「何とか頑張ります」「胃腸の調子はどうですか?」「今のところ多少の違和感がある時もありますが、大丈夫です」「また胃潰瘍にでもならないように、注意してください」・・・

 

 採血の結果は、特に異常はないとのことで、次回にCTを予約して帰宅しました。・・・異常が無いということは、異常はあるのですが、変化がないということです。

 

 私の場合は6週間ごとの通院ですが、通院するころにはいくらか気も晴れていて、まあまあ正常な受け答えや判断が出来ますが、その間は家の中でほとんどの時間を過ごし、多少の散歩と近場への買い物ぐらいで、ほとんどに日常の変化もありません。

 

 そうなると、ほとんどの時間をただ何となく、何もない時間を過ごしているわけで、何だか、病気のために生きているような変な錯覚に陥ります。

 『病気のために生きる』ということで、『ため』ということが理解できなくなり、・・・そういうことを考えると堂々巡りになって、なかなか抜け出せなくなってしまうのです。

 

 ・・・抜け出せないまま、ただヒタヒタと浸かっているのです。