癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

792-2023/02/15

 

 むちゃ(無茶)が、めちゃ(目茶)に変化し、そして、めっちゃ(滅茶)に変化した。これが今どきの「メッチャ○○」言葉の横行となったようです。

 無茶とは「程度がはなはだしいこと。度を越していること。」でありますが、「筋道が立たず、道理に合わないこと」。という意味もあるとされています。

 

 つまり、「メッチャ+肯定」もありますが、「メッチャ+否定」もあるということになります。「美味い」にメッチャを付けてもいいですが、「不味い」には付けたくありませんね。

 

 他に多様化している言葉に、「可愛い」という言葉がありますね。

最近は、何でもかんでも「可愛い」を付ける。従来の対象とされた子どもや年少者以外にも、「可愛いお爺 (じい) ちゃん」などと言う始末。

 

 また、物に対しては、従来の小さいもの以外にも、「可愛い建物」、「可愛い部屋」、「可愛い車」などと言ったり、食べ物にも「可愛い~」なんて言っています。

 極々、普通のものに対しても「可愛い」を付けて話す。・・・時々「嘘でしょう‼」と言いたくなるものさえある始末です。

 

 更に訳の分からない言葉に「エモい」という言葉がありますね。

 「エモ」の語源は「Emotional(エモーショナル=感情的な・情緒的な)」とも言われているようで、「エモい」も「感情が揺さぶられた状態」など、心の高まりを表わす言葉ということになるようです。

 

 「○○はエモ過ぎる」なんて気軽に言っていますが、実は良く分からないまま使っている人も多いようですよ。

 

 日々、短縮言葉など新しい言葉が生まれる時代。悪いとは言いませんが良くも無しで、ソフトのアップデートだけでは済まされず、ハードごとアップデートされそうで、何とも生きにくい世の中になってしまったことか。・・・桑原、桑原‼