741-2022/09/13
抗がん剤服用、今日で第7クールと4日目、151日目となります。・・・やっぱり即効性があります。足に力が入りません。気持ちもうすら悪いです。
正気も、しっかり押さえていても、時々、フッと昇天してしまいます。それと、時々、壊れたブリキのおもちゃのように、ブルブルっと“不随意運動”が起きてしまいます。
そんな抗がん剤も生きるためには欠かせません。今日となっては神にも匹敵する相棒です。時々、「どっちがいいのかな~!」なんて比較してしまいますが、慌てて否定して現実の世界に戻ってきます。・・・おかしいですね!
そんな拉(ひしゃ)げた毎日を送っていると、何か面白いことは起きないか? 何か旨いものでも喰らうか? 何か妙に納得いくことは起こらないか?
・・・そんなことを考えてみたくなってしまいます。
そうだ、ぐだぐだ待ちの姿勢ではなく、一つだけ自分から動けることがあるじゃあないか! そう思うと無性に喰いたい物がちらつきました。そこで、その勢いに乗っかって出掛けることにしました。
駅ビル内にあるとんかつ屋に行きました。フィレにするか? ロースにするか? それとも海老やカニクリームの付いたランチにするか? さんざん悩んだ挙句、定番のロースカツ定食にしました。
・・・正解でした! 旨かった。トンカツも、キャベツも、みそ汁も、お新香も。みんな私好みの味でした。
けど、ただ一つ残念だったことは、お茶が冷たかったことです。「年寄りには温かいお茶が良く似合う」って誰かが言っていましたよ~。
ここのところ、口内炎は出来るし、一番の障害は余り味が分からなくなっていることでした。
でも、積極的な心が“味”を思い出させてくれました。やっぱり人間、積極的な気持や、やる気をもつことが大事なんですね。
・・・でも、本当は、その店のロースカツが、美味しかったからに違いないのですがね。ごちそうさまでした。・・・“礼”!