癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

733-2022/08/25

 

 毎日の体調が少しずつ違います。魔物が表れたりエンジェルが表れたり、はたまた誘惑や圧力がのしかかったりします。今日のように多少心持ちが優れているときに、そういう何とも心が狭い時のこと思うと、滑稽に見えて、なぜそんなに 悄気て(しょげて)しまうのかと、応援したり励ましたりしなきゃなんて思ったりします。

 ・・・どちらが本当の私なのか分からない世界を、毎日浮揚しているような気がします。

 

 昨日は造影剤を使ってのCT撮影に行って来ました。明日は4回めのコロナの予防接種に行って来ます。このことだってそれなりにリスクはあります。副作用や副反応によって死に至ることだって、無くは無いのです。

 ですが、そんなことは稀と言ってよいほどの確立です。

 

 これらのメリットとデメリットは、いつの日も天秤に掛けられます。車を運転すればそれなりのリスクはありますし、歩いていたってそれなりのリスクはあります。

 生きるために必要な食べ物だって、食べればそれなりのリスクはありますし、生きている限り何らかのリスクを負わなければなりません。

 

 で、今の私にとって一番のリスクは、癌細胞の進行を遅らせることです。癌という病を発症しないことではなく、進行を止めることなのです。この戦いに向けてすべてのリスクを受け入れ、信じ切って過ごすことです。

 このリスクを、最高位置のリスクに何を据えるかによって、人の行動はおのずと決まって来ると思うのです。

 

 ・・・人の進むべき道、それはリスクの据え方によっても決まるような気がしてなりません。