665【『病は気から』なんて言うけれど】
「言うは易く行うは難し」これ、諺ではなく、現実の話でした。
外科外来に行って来ました。
主治医が変わりました。・・・何となくざっくばらんなドクターでした。
話しやすさあり、でもこのラインを超えると、ちょっと心配になるような感じでした。
そんなこんなで、色々話して少し安心して帰って来られました。
ただ行く前は、検診結果は三択の思いでした。
「手術が必要です」「残念ですが少し遅かったです」「な~ンともありませんよ」
実は、少し前から肩から背中にかけて、張りや痒みのような痛みのような・・・
鎖骨の下あたりが重苦しいような、何となく息苦しいような・・・
何か少し体を動かしただけで息が切れ、全身がダルク、力も出ない・・・
前に循環器内科のドクターに訴えたのですが、・・・心臓は全く問題が無い。
「もしかすると、首まわりの骨の関係では」なんて言われましたが、
心臓でないとすれば、どうも肺に起因するような気がしてなりませんでした。
・・・で、「手術が・・・」という程度であればなんて、覚悟して受診しました。
結果は、考えていた3っ目の少し手前、やはり肺に影がということでした。
ですが腫瘍マーカーの数値も変化なく、今後も付き合い?戦い?続けることにしました。
膵臓の癌は、一通り、すっかり綺麗に取り除けても、体のどこかに病巣が潜んでいて、
やがて、それが頭をもち上げてしまう。つまり、取り切れないのだそうです。
でも、投薬などの治療によって、進行を遅らせることは出来る。
それが、月単位なのか、年単位なのか、老衰単位なのか・・・
それは何とも言いきれない。それが膵臓癌のすべてのようです。
そんな訳で、次はPET検査、その後は造影剤を使ってのCT検査の予約をしました。
今まで散々「病は気から」なんて言い続けて来ましたが、正にその通りであると思う反面、
いざ自分のこととなると、その気構えをすっかり忘れてしまうんですね。
・・・『気』を持つことは、本当に難しい大変なことだとつくづく感じました。