癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

665【『病は気から』なんて言うけれど】

 

f:id:simojisannoomoi:20220224192604j:plain 「言うは易く行うは難し」これ、諺ではなく、現実の話でした。

 

 外科外来に行って来ました。

主治医が変わりました。・・・何となくざっくばらんなドクターでした。

 話しやすさあり、でもこのラインを超えると、ちょっと心配になるような感じでした。

そんなこんなで、色々話して少し安心して帰って来られました。

 

 ただ行く前は、検診結果は三択の思いでした。

「手術が必要です」「残念ですが少し遅かったです」「な~ンともありませんよ」

 実は、少し前から肩から背中にかけて、張りや痒みのような痛みのような・・・

鎖骨の下あたりが重苦しいような、何となく息苦しいような・・・

何か少し体を動かしただけで息が切れ、全身がダルク、力も出ない・・・

 

 前に循環器内科のドクターに訴えたのですが、・・・心臓は全く問題が無い。

「もしかすると、首まわりの骨の関係では」なんて言われましたが、

心臓でないとすれば、どうも肺に起因するような気がしてなりませんでした。

 ・・・で、「手術が・・・」という程度であればなんて、覚悟して受診しました。

 

 結果は、考えていた3っ目の少し手前、やはり肺に影がということでした。

ですが腫瘍マーカーの数値も変化なく、今後も付き合い?戦い?続けることにしました。

 膵臓の癌は、一通り、すっかり綺麗に取り除けても、体のどこかに病巣が潜んでいて、

やがて、それが頭をもち上げてしまう。つまり、取り切れないのだそうです。

 

 でも、投薬などの治療によって、進行を遅らせることは出来る。

それが、月単位なのか、年単位なのか、老衰単位なのか・・・

それは何とも言いきれない。それが膵臓癌のすべてのようです。

 そんな訳で、次はPET検査、その後は造影剤を使ってのCT検査の予約をしました。

 

 今まで散々「病は気から」なんて言い続けて来ましたが、正にその通りであると思う反面、

いざ自分のこととなると、その気構えをすっかり忘れてしまうんですね。

 ・・・『気』を持つことは、本当に難しい大変なことだとつくづく感じました。