568【細かく、・・・そして、大らかに‼】
♡ エノコログサ。犬のしっぽに似ていることから、
犬っころ草(いぬっころくさ)が変化して、エノコログサというとか⁉
・・・猫はネズミを忘れましたが、そんな猫でも猫じゃらしでじゃれるのでしょうか?
近所の方が手をかざし日差しを避けながら、何やらお話をされていました。
思わず「どうしたのですか?」と声をかけました。
「生け垣を少し切ったのですが、見てみるともっと切っても良いかなと話していました」
ということで、思わず「そうですね。少ないほうが楽ですからね」と返しました。
・・・これが「年寄りの本音」です‼
生け垣は目隠しにもなるし、侵入を防ぐなど防犯にも役立ちます。
若いうちは、塀より生け垣が良いと思い木を植えました。
しかし、年を取るほどに管理が大変で、生け垣を切ってまた塀に戻そうとしています。
この“元に戻る行動”は、人の一生の姿にも似ています。
赤子はハイハイを始め、つかまり立ち、伝え歩きをし、やがて二本足で立ち、
しばらくすると、杖をついて三本足で歩き、そのうち手を添えて歩くことになります。
・・・この元に戻る行為は、年寄りのお得意な行動です。
物を忘れて元に戻る。何をするのか忘れて元に戻る。最後は皆んな子どもに戻る。
・・・そんな情けない循環行為に、とっても良く似ていやしないでしょうか⁉
またまた、話がちょっと逸れてしまいましたので、元に戻すと・・・
ものは近くで見ないと分からないものもあり、逆に遠くで見るから見えるものもあります。
景色、絵画、彫刻、・・・そして人の心もそうです。
・・・自分の心も、他人の心も、近くから、遠くから、しっかり見ることが大切です。