149.【人は、考え、悩むもの!】
♡ じゃが芋の花。花が咲くのに実は地下に出来る⁉
じゃが芋の花言葉は、「恩恵」「慈愛」「慈悲」「情け深い」だそうです。
どれもとても優しい言葉ですね。
右か左か、・・・いや、真ん中もあるだろう!
上か下か、・・・いや、途中ということもあるだろう!
男か女か、・・・いや、そうでない人もいるであろう!
若いのか年寄りなのか、・・・それは気の持ちようだ!
行くか戻るか、・・・いや、留まることもあるだろう!
生くか逝かぬか、・・・いや、苦しむこともあるだろう!
おっと!これは避けたいものだ‼
生くか逝かぬか、・・・それは療養中に留めたい!
人は、二進法だけでは、生きられないということだ。
その中間の考え方、中間の行程が必要なのだ。
真ん中はいっぱいある。真ん中はいっぱい選べるのだ。
論理値が「真」か「偽」か、
言い換えれば「ある」か「ない」かの選択だけではなく、
「非常に」とか、「とても」とか、「少し」などのように、
人間の思考のあいまい性を取り入れて、
中間的でぼやけた概念による集合を取扱う理論を、
「ファジー理論」とか、「あいまい理論」とかと、
言われていることはご存知のことと思います。
この理論がシステム制御や、
コンピュータに応用されたことにより、
この「ファジー制御」されたコンピュータは、
考える(?)「賢さ」や「優しさ」を手に入れた訳です。
あえて「あいまい性」を持ち出して負荷することにより、
色々と対応が広がったことになる訳で、
物事の結論を短絡的に出すだけではなく、
「中間的な考え」を大切にし、
迷い考えることも必要ではないのでしょうか。
ただし一言お断りをしておきますが、
やはり即決、即断は必要なことであって、
いつまでも、ダラダラと無駄な時間を費やすことは、
避けなければなりません。
つまり、常、日頃からファジーなところに目を向け、
「いざ鎌倉」に備えておく必要がある訳です。
ファジー制御されたコンピュータは、
ファジーだから進化したのではなく、
日頃の格闘の中で、
「ファジー制御」ということが産み出され、
「確」たるものとして、付加されたことによって、
進化したことは、周知の事実であるからです。
最近、ロボットに向かって「今に分かるよ」と、
言い聞かせているコマーシャルを見かけます。
これぞ正しく、ファジー理論の到来ではないかと、
ニヤニヤしながら、見入ったりしています。
人間とは、丸くて、柔らかくて、温かい心を持ち、
考え、悩む生き物なのではないでしょうか。