191.【一昨日の、・・・結果 ⁉】
♡「シマシマお馬んまさん! いっぱい食べてね~。」
・・・で、調べてみました。
白黒模様の根拠は、色々と言われているようですが、
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の生物学者である、
ブレンダ・ラリソン氏の研究チームによると、
『空気が縞馬(しまうま)の体に当たると、
黒い部分は熱を吸収し、白い部分よりも空気の流れが、
速くなるという「うず冷却理論」により、
空気の渦が起き、皮膚を涼しく保つのではないか。
事実、縞の多い縞馬の体温は、
縞のない哺乳類と比べて3℃も低い』ということのようです。
つまり、「体温を下げるため」のようです。
さらに、
『3℃ではたいした違いがないように思えますが、
実験でわかっているので、
しま模様には病気にかかりにくくする働きが、
あるのではないかと考えている。』と
言っておいでになるという。
また、
『人間から見れば派手ですが、ライオンなどは、
草原も白黒にしか見えない。
霊長類以外の哺乳類は色の識別能力が低いため、
白黒でも遠くから見ると草原の模様に埋もれて、
判別しにくいとされている。
そして、シマウマが群れでかたまれば、
何頭いるのか、分からなくなるなど、
自分を守るための縞模様なのである。』とも
言われているようです。
そして白黒模様のベースは、世界的な古生物学者でもある
スティーブン・ジェイ・グールドは、
縞馬の下腹部は白いので、
白っぽい胴体に黒い縞模様があると、考えていたそうた。
ところが、実はそうではなく、
イギリスの発生学者J.B.L.バードが、
すべての哺乳類の体色に関するモデルという
広い観点から、縞馬の縞模様を分析した結果、
3種の縞馬の縞模様は、同一の発生基盤をもつと
結論付け、同時にその模様は
黒地に白の縞であると決着づけました。
そのため、毛を刈るとただの黒っぽい馬に
なってしまうそうです。
ちなみに、
全てのシマシマの生物の地肌が単色なのではなく、
トラの地肌はトラ柄だそうで、
生物種によって異なるのだそうです。
これらは、縞馬の生きるための「進化」だと思いますが、
生物の進化は、環境に適応するために起きるものではなく、
環境に適した結果なのだそうです。
様々な遺伝的変異が常に起きていて、
それによって生物の表現型(形や機能など)が、変わります。
その中で、生存に不利なものは自然選択によって淘汰され、
そうでないものは生き残り、
結果的に環境に適したものが、生き残るのだそうです。
このことは、生活的環境や社会的環境に合わせ、
いきなり、自分を変えようとするのではなく、
日々の絶え間ない努力によって、変われる要素を幾つも育み、
その中から適したものを、チョイスして実行する。
つまり、“不断の努力”が必要だということに似ていますね。