癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

191.【一昨日の、・・・結果 ⁉】

 

f:id:simojisannoomoi:20200720195122j:plain ♡「シマシマお馬んまさん! いっぱい食べてね~。」

 

 ・・・で、調べてみました。

白黒模様の根拠は、色々と言われているようですが、

 カリフォルニア大学ロサンゼルス校の生物学者である、

ブレンダ・ラリソン氏の研究チームによると、

『空気が縞馬(しまうま)の体に当たると、

黒い部分は熱を吸収し、白い部分よりも空気の流れが、

速くなるという「うず冷却理論」により、

空気の渦が起き、皮膚を涼しく保つのではないか。

事実、縞の多い縞馬の体温は、

縞のない哺乳類と比べて3℃も低い』ということのようです。

 つまり、「体温を下げるため」のようです。

 

 さらに、

『3℃ではたいした違いがないように思えますが、

ツェツェバエによる感染症にかかる割合を下げることが、

実験でわかっているので、

しま模様には病気にかかりにくくする働きが、

あるのではないかと考えている。』と

言っておいでになるという。

 

 また、

『人間から見れば派手ですが、ライオンなどは、

草原も白黒にしか見えない。

霊長類以外の哺乳類は色の識別能力が低いため、

白黒でも遠くから見ると草原の模様に埋もれて、

判別しにくいとされている。

 そして、シマウマが群れでかたまれば、

何頭いるのか、分からなくなるなど、

自分を守るための縞模様なのである。』とも

言われているようです。

 

 そして白黒模様のベースは、世界的な古生物学者でもある

ティーブン・ジェイ・グールドは、

縞馬の下腹部は白いので、

白っぽい胴体に黒い縞模様があると、考えていたそうた。

 ところが、実はそうではなく、

イギリスの発生学者J.B.L.バードが、

すべての哺乳類の体色に関するモデルという

広い観点から、縞馬の縞模様を分析した結果、

3種の縞馬の縞模様は、同一の発生基盤をもつと

結論付け、同時にその模様は

黒地に白の縞であると決着づけました。

 そのため、毛を刈るとただの黒っぽい馬に

なってしまうそうです。

 

 ちなみに、

全てのシマシマの生物の地肌が単色なのではなく、

トラの地肌はトラ柄だそうで、

生物種によって異なるのだそうです。

 

 これらは、縞馬の生きるための「進化」だと思いますが、

生物の進化は、環境に適応するために起きるものではなく、

環境に適した結果なのだそうです。

 様々な遺伝的変異が常に起きていて、

それによって生物の表現型(形や機能など)が、変わります。

 その中で、生存に不利なものは自然選択によって淘汰され、

そうでないものは生き残り、

結果的に環境に適したものが、生き残るのだそうです。

 

 このことは、生活的環境や社会的環境に合わせ、

いきなり、自分を変えようとするのではなく、

日々の絶え間ない努力によって、変われる要素を幾つも育み、

その中から適したものを、チョイスして実行する。

つまり、“不断の努力”が必要だということに似ていますね。