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137.【聞かなきゃ、言わなきゃ、分からない】

　　♡ 何だか、お分かりになりますか？

　ヘビイチゴは、食べられないと思っていませんか？

草に付く泡の巣は、蛍の幼虫だと思っていませんか？

　ヘビイチゴは食べれれるし、

泡はアワフキムシの幼虫の巣だそうですよ！

　聞いて見なけりゃ分からないし、

言わなきゃ分からないってこと、結構ありますね。

　「口には関所がない」と言われるが如く、

何を言っても構わないが、

「口は禍の門（わざわいのかど）」とも言うし、

「舌の根は命を絶つ」とも言われる訳で、

心したいものである。

　「口では大阪の城も立つ」などと言われる。

無駄口をたたかず、活眼を開き、良く観察することが必要で、

「口は閉じておけ、目は開けておけ」と

言われる所以（ゆえん）である。

　・・・ところが！

　一枚のボードに「ビン、カン」と並列して書いた看板を、

ごみの集積所の掲げた人がいた。

　分別回収をするのには、

そのように書いては、混乱するだろうと聞くと、

ビンとカンは、別の日の収集日となっているので、

混乱することは無いということである。

　それなら看板自体が、必要ないではないかと尋ねると、

ビンやカンは、可燃ゴミの収集日と同一の日であって、

可燃ゴミとは、分別する必要があるということである。

　よく見ると、

なるほど可燃ゴミの集積位置とは、少し離して付けてある。

「口は閉じておけ」と言われるが、

物事は詳しく話してもらわないと、

解らないこともあるようだ。

　相手に気持ちを伝える時には、話さないといけない。

「阿吽の呼吸」という言葉もあるが、過信してはいけない。

「阿吽の呼吸」とは、三省堂大辞林によると、

「二人以上で一つの事をするときに、

“気持ちの一致する”微妙なタイミング。」とある。

　気持ちを一致させるには、

十分なコミュニケーションが必要だ。

それも、日頃からの親しい丁寧な意思疎通が必要なのだ。

　苦しいときには、声を出して助けを求めよう。

出来ないときには、声を出して助けを求めよう。

何かが必要な時には、声を出して助けを求めよう。

　皆んなが、あなたの声を待っている。