63.【もがき、あがき、あせり】
♡ お取り込み中!・・・心から、気の迷いにお見舞い申し上げます。
実は、・・・・・
本音を申し上げますと、辛いんです。
辛いと申し上げますと、心配されるんです。
心配されると、重いんです。
重いと思うと、言えないんです。
言えなくなると、辛いんです。
こんな、堂々巡りな、渦巻きの中にいるんです。
渦巻きの中にいると、目が回るんです。
目が回ると、苦しいんです。
苦しいと、金魚みたいに、水面に口を出すんです。
水面に口を出すと、みじめになるんです。
みじめになると、悲しいんです。
みじめな悲しさは、悲劇です。
みじめな悲しさを、味わったことが有りますか?
味わえとは、申しておりません。
有りますかと、お聞きしているだけなんです。
みじめな悲しさは、味わってはいけません。
それは、みじめで悲しくなるからです。
まあ、毎日、こんな狭間と狭間の間にいるわけで、
疲れるったら、ありゃしない。
毎日、こんなごちゃごちゃした狭い箱の中にいるわけで、
いやになっちゃうたら、ありゃしない。
でも、こんな悲しい世界の中に居るおかげで、
一日が、とっても早く通り過ぎるわけで、
そういう意味では、何とも捨てがたい。
こんな不埒(ふらち)極まる世界の中に居るおかげで、
明日が、早くやって来て、少しでも長生き出来るわけで、
そういう意味では、何とも捨てがたい。
でも、やっぱり、そんなの狂っている。
でも、やっぱり、そんなの絶えられない。
でも、やっぱり、そんなのやってらんない。
やっぱり、やっぱり、「籠の鳥、雲を慕う」だ。
何とか、ならんもんかいな! こんな気の迷い。
ただただ、知っていて欲しいだけなんです。
だからと言って、心配されると心苦しんです。
ただただ、知っていてくれるだけでいいんです。
生きていると、思えるように。
ありがとうと、思えるように。