癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

52.【それぞれの、配慮!】

 

f:id:simojisannoomoi:20181228160614j:plain ♡ み~んな、それぞれ気を使ってくれるんですよ~。

 

「大丈夫ですか?」

「大丈夫です!」

 

「大丈夫ですか?」

「大丈夫です!」

 

「本当~に、大丈夫ですか?」

「大丈夫です!」

 ・・・と言いながら、その場に思い切りバタンと倒れた。

 

 これは、理学療法士の先生が、

歩行のリハビリをしてくださった時、

気を使って話してくださった言葉です。

 

 昭和初期生まれの人は、我慢強い。我慢強過ぎる。

我慢強いから困るんです。

 そんなに頑張らなくてもいいんです。

出来る範囲ですればいいんです。

 

 好きなものだけを食べて、食べられるものだけ食べて、

好きなことだけして、好きに過ごせばいいんです。

 

 頑張るから危ないんです。頑張り過ぎるから倒れるんです。

 頑張り過ぎは楽にはならないんです。

楽に過ごして欲しいんです。

 

 ・・・そう言って励ましてくださいました。

 

 皆さん、気を付けましょうね。

昭和初期生まれの、頑固なあなた‼

昭和初期生まれの、頑固者が近くにいるあなた‼

 

 「お父さん、調子はどう?」と愛娘。

 「おう、まあまあだな!」と頑固者。

 「お父さんが、まあまあと言うことは、

きっと辛いんだな!」と愛娘。

 ・・・み~んな、お見通しのようであります。 😵

 

 愛孫の末っ子は、坊主頭を見て、

「おぉ~~~!」、「おぉ~~~!」と目を丸くして、

言葉にならないほど驚いている。

 おそろおそろ手を伸ばし、そっと頭に触れ、

ゴソゴソと撫ぜ、ペタンと叩き、

ニッと笑って、遊びに戻った。

 

 その上の三男は、

「じいじ、剥げちゃった!」とボソリと一言。

 彼に、「剥げちゃった」と言った時の影響は

まだ分からない。

 きっと、「どうしよう」「困った」と同類語なんだろう。

 

 それを聞いた長男と次男は、

間髪入れず「そんなこと言うもんじゃない!」と合唱する。

 彼らは、一言の影響も敏感に感じ、その気配りも出来る。

 

 その反応は、それぞれで面白い。

成長を、そのまま見たような気がする。

 

 彼らの存在は、時にはハラハラさせられることもありますが、

いざという時、落ち込んだ時、・・・

結構、嬉しかったり、頼りになったりするんですよ~。

 

 友人たちが、時には、背を押してくれたり、

時には、立ちはだかってくれたりする、それと同じように。