癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

917-2024/03/08

 

 生きるためのエネルギーって、とてつもなく大きいものなんですよ。でも、若かりし頃はそんなこと感じませんでしたし、考えても見ませんでした。

 

 ところが、歳をとるとともに、だんだんその重圧を感じて来るんです。生きているだけで、身長も縮むほどの重みがのしかかって来るのです。

 

 ましてや、病に侵されると、更に別の戦うエネルギーにも支配され、持ちこたえるのがやっとになります。持ちこたえられなくなったとき・・・

 ・・・それは止めておきましょう。

 

 とにかく、息をするのが精いっぱいで、とてもつらいものがあります。

 

 最近、朝が起きられません。寒さのせいもあるのか、ダルクて体が動こうとしないのか、とにかく起きるのがカッタルイのです。時間が掛かるのです。

 

 起きてしまえば何とかなるのですが、それまでが大変で、一つ一つの行動がカッタルク時間が掛かるのです。まず目を開ける。そして部屋の電気を点ける。テレビをつけて頭を目覚めさせる。フ~~ッとため息をつく。そしてそのまま動けない。

 

 しばらくして、全身に力を入れお脳に指令を出して、むっくりと起き上がる。起き上がってそそのまま布団の上に突っ伏す。これは一仕事やり遂げた自分への褒美だ。

 

 そして、全身の力を振り絞り布団をはねのけ、一歩一歩ベットから足を下ろして起き上がり、着替えを取ってベッドに座り、ゆっくり、ゆっくり着替えをし、再び褒美のため息をする。

 

 それから、雨戸のシャッターを開け、ヨタヨタと定位置の椅子に座り込む。その間一時間余り? それでもやっとの朝起きです。何と言ってもカッタルイ‼

 

 「毎朝こんなんでいいのかな~」なんて思いますが、これが精いっぱい。これが私の朝のルーティン。 ・・・い・か・が⁉ ・・・これが私の一週間目‼