癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

827-2023/05/20

 

 風が吹いている!・・・“なぜ”が飛んでいる。

 風が吹いている!・・・“のに”が飛んでいる。

 

 湿った体にまつわりついて来る。払っても払っても簡単には飛び去らない。“なぜ”も、“のに”も心の奥底にあるからだ。繰り返し繰り返し飛んで来る。

 その度に答えるのは、とっても体力を使うし、とってもつらいことだ。

 

 答えの無い答えを求められるのは、とっても不埒なことだ。いくら答えようとしても、繰り返しであって、その着地点は見当たらない。なのに風は吹き続ける。

 歯を食いしばったり、踏ん張ったりすれば倦怠感は薄らぐが、風は吹き止まない。

 

 だが、日常はそうはいかない。風を心の隅に追いやってでも呼吸をしなくてはいけない。そして飯を食わなくてはいけない。それが生きるということだ!

 

 愛孫の長男は部活が楽しいらしく、なかなか会いに来られない。二番目もいよいよ部活が始まった。彼も良き先輩に可愛がられ、楽しそうに出掛けて行く。二人とも自分を見失うことなく成長し続けて欲しい。

 

 そんなふうに、皆んな成長しているんだ。そんなふうに、皆んな生きているんだ。理屈なんかじゃ無い‼ それが日常なんだ

 

 ・・・痛いの、痒いの、カッタルイのなんて言ってはいられない!