癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

790-2023/02/10

 

 『生活圏外』という言葉があります。生活圏外には、「行く」とか「する」とかの言葉が続きます。

 

 まず「行く」です。何も遠くまで行く必要はありません。もともと年寄りは、そんなに遠くに行ったとしたら疲れてしまいます。

 日常を少し離れて、そう、一歩でいいのです。日常を一歩踏み出すことにより、全く違った景色が表れることでしょう。

 

 例えば、散歩のコースを少し変えてみる。買い物行った時、少し別のルートを走ってみる。改めて行くのは億劫になり、「なかなか」ということになってしまいがちだからです。

 

 そうすることによって、いつもと違った人に会えたとか、ああこんな店もあったんだとかという発見をしたり、新たな情報に接したり、何と言っても景色が違ってきます。そうすると気持ちも違って来るのです。

 この違いを大切にすると、その先の想いも違って来るのです。

 

 そして「する」です。何も突拍子もないことを背よということではありません。そんなことを考えても実行できないからです。

 歳を取れば取るほど、何事も何となく億劫になり、ルーチンを繰り返すことによって安心をします。

 

 それでもいいのですが、「物のついで」でも「ことをしながら」でもいいのです。気持ちを切り替えて、あえてもう一つのことに手を出してみることです。その方が、ほら! 「キラメキ」のスイッチが点灯しやしませんか。

 億劫がらずに、気負わずに、勢いを張らず、競いせずが大切です。

 

 例えば、止めてしまったかつての趣味の復活や、気になっていた家庭菜園に手を出すとか、今更ですがミニ盆栽や寄せ植え、石集めに挑戦するとか、何でもいいのです。簡単そうなことに手を出すことです。

 

 そうすることで、新たな友人が出来たり、思いがけない旧友に出会ったり、ハッとしたユニークな明日が見えて来やしませんか。

 ・・・それが「キラメキ」です!

 

 さてさて、前置きはこのくらいにして、実際に「行く」とか「する」とかに挑戦してみてはいかがですか‼

 

 と、これは私の理想であって、私への誘いなのですが、現実は“なかなか”がなかなか取れません。どうすりゃいいんですかねぇ???

 ほんのちょっとのことになかなか踏み出せない。それが『生活圏外』というBarrierなんでしょうね!?・・・Barrierは難し‼