523【伊達に生きている訳じゃない‼】
♡ ・・・なんか変???
ちょっと異変が・・・
夏の紅葉か? 酸性雨の影響か? 夏枯れか? 魔界の侵入か?
確かに急斜面の山肌のため、保水力はあまりないのかもしれませんが、
それにしても周りの木々とは明らかな違いがあり、やはり異様に映ります。
71年間以上もここに住んでいますが、当然のことながら初めてのことです。
しかも、ここだけでなく周りを見回すと何箇所かこんな姿なのです。
哀れ・・・そんな気落ちになります。
悪い知らせで無いといいのですが。・・・
♡ ・・・けな気だけじゃない!!!
そんなことを考えながら足元に目を見やると、なんとまあこの暑いのに・・・
生まれて間もないと思われるカタツムリが、
行く先を探りながら庭砂利の上をさまよっていました。
進もうと思うと暑い砂利が妨げ、体を伸ばしてはアチッ!と縮み、
再チャレンジしては体を縮めていました。
その姿はけな気というか、死にもの狂いの形相というか・・・
思わず手を伸ばしそっと摘み上げ、近くの竜のひげへの引越しをサポートしました。
カタツムリは、水を得た魚のごとく精一杯体を伸ばし、
さらなる涼しさを求めて木陰の奥へと踏ん張っていました。
そんな姿を見送ってほっとしました。
あれも自然! これも自然!
・・・私も自然体でもう少し頑張ってみたいと思うのです‼