癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

522【こんなにしつこく・・・書く訳は】

 

f:id:simojisannoomoi:20210729201519j:plain ♡ 蘖(ひこばえ)にも、マイカーにも、色々なドラマがあります‼

 

 ピン~~~ポ~~~ン‼

いよいよ車の査定が始まりました。初の体験です。買うのではなくて売る査定。

 50年以上の時間のなかで、買う予定のない売るだけの査定。

 

 何かちょっと変! 何かちょっと調子が狂う! 何かちょっと不思議な待ち時間!

車検証の確認。整備状況の確認。チェックポイントの確認。ボディーのチェック。

写真撮影。・・・必要事項を本部へ送付。

 

 そしていよいよ査定価格の提示。

「思ったより屋根の凹みが大きくて・・・」

ん? やっぱり査定額は出ないか?・・・

 屋根の凹みは、過去の雪の日にガレージが雪の重みで壊れた時凹んだもの。

周囲の凹みはみっともないが、屋根の凹みは自分のせいではないからと、

平然を装ってそのままにしていた傷跡。

 

 「・・・屋根の傷がなければ、それなりの金額を提示できるのですが、、、」

「せいぜいこのくらいの額になってしまいます。」

 えっ! それだけ‼ そりゃあ、・・・あんまりだな~!

「せめてもう少し」「・・・それでは中を取って」・・・そういう話ではなくて。

 

 とりあえず、こちらの要望額を本部と調子してもらい、

それでも、それだけか~。いやその程度だろう。・・・と自問自答をして、

結局、その額で手放すことにしました。

 

 売買契約書にサインし、必要書類を渡し、・・・それでおしまいです‼

「最後に、写真撮られますか?」と聞かれた。

 何か変! 何か変!と思っていたのは、こういう気持ちのことだったのかもしれません。

最後に記念写真を撮る方もおいでになるようです。

 

 私の場合は、2日間に渡って車外から室内の隅々まで徹底して綺麗にしたことで、

気持ちの整理は整っています。・・・「写真は必要ありません」と断りました。

 

 ・・・そして、私の、いや私のだった車は、走り去って行きました。

・・・そして、9年間ありがとう‼