癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

482【ちょっと、気になりました!】

 

f:id:simojisannoomoi:20210610185857j:plain ♡ せっかくのリモコンなんですが、首振りがありません⁉

 

 TVのニュース番組で、・・・

「先ほど『火災により男女二人が重体です。』とお伝えしましたが、

実際には容態は分かっておりませんでした。重要な情報を誤ってお伝えし、

誠に申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます。」とアナウンスがありました。

 

 ・・・思わず、「えっ!そんなあやまりかたがあるんですか?」と放ってしまいました。

この場合の、「あやまりかた」とはどういう意味かと言いますと、

「謝り方???」それとも「誤り方???」でしょうか?

 文脈からすると、やっぱり「誤り方」なんでしょうね!

・・・ああ! 日本語って難しいですね

 

 更に申し上げるなら、「心よりお詫び申し上げます」には違和感があります。

『より』の使い方としては、・・・

副詞として使われると、「一段と程度がまさる様子」とか「いっそう」という意味で、

「よりよい社会」などのように使われます。

 格助詞として使われると、比較の標準や基準を表し、

「思ったより若い」などのように使われます。

 

 さらに、内閣公用文作成要領では、時および場所の起点を示すには、「から」を用いて、

「より」は用いない。「より」は、比較を示す場合にだけ用いるとされています。

 つまり、「心より」、「ただ今より」、「私より」と言うよりは、

「心から」、「ただ今から」、「私から」と言った方がしっくりくるような気がするのです。

 

 ですが、言葉は生きています。どんどん変化しています。

しかしながら、ルールはある一定の範囲内において、統一するためにあります。

 そういう意味では、一概に正しいかどうかは言えないことになってしまいますが・・・

ルールを守らないと、しっちゃかめっちゃかになってしまうと思うのです。