■
482【ちょっと、気になりました!】
♡ せっかくのリモコンなんですが、首振りがありません⁉
TVのニュース番組で、・・・
「先ほど『火災により男女二人が重体です。』とお伝えしましたが、
実際には容態は分かっておりませんでした。重要な情報を誤ってお伝えし、
誠に申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます。」とアナウンスがありました。
・・・思わず、「えっ!そんなあやまりかたがあるんですか?」と放ってしまいました。
この場合の、「あやまりかた」とはどういう意味かと言いますと、
「謝り方???」それとも「誤り方???」でしょうか?
文脈からすると、やっぱり「誤り方」なんでしょうね!
・・・ああ! 日本語って難しいですね
更に申し上げるなら、「心よりお詫び申し上げます」には違和感があります。
『より』の使い方としては、・・・
副詞として使われると、「一段と程度がまさる様子」とか「いっそう」という意味で、
「よりよい社会」などのように使われます。
格助詞として使われると、比較の標準や基準を表し、
「思ったより若い」などのように使われます。
さらに、内閣公用文作成要領では、時および場所の起点を示すには、「から」を用いて、
「より」は用いない。「より」は、比較を示す場合にだけ用いるとされています。
つまり、「心より」、「ただ今より」、「私より」と言うよりは、
「心から」、「ただ今から」、「私から」と言った方がしっくりくるような気がするのです。
ですが、言葉は生きています。どんどん変化しています。
しかしながら、ルールはある一定の範囲内において、統一するためにあります。
そういう意味では、一概に正しいかどうかは言えないことになってしまいますが・・・
ルールを守らないと、しっちゃかめっちゃかになってしまうと思うのです。