324.【タイムリミットは、無い‼】
♡ 時間はいっぱいあるんでしょ?・・・いっぱい遊ぼうね‼
いよいよ師走ですね。
年末は「師」が忙しくて、走り回ると言われます。
師走とは、師匠の僧がお経をあげるために、
東西を馳せる月ということのようです。
ある宅急便の兄んちゃんは、病院の廊下も走ります。
危ないからやめてくれと、言ったことがありますが、
忙しそうです。
そんな所まで、走らせてしまうのが、師走です。
でも、本当は、師は走りません。走ってはいけないのです。
私は、まだぺいぺいだったころ、
先輩というか同僚が、いきなり退職してしまい、
その仕事を追加で、受け持ったことがあります。
夏のイベントが、予定されていましたが、
まったく準備が、進んでいませんでした。
「まいったな~」これが第一声でした。
しかし、そんなことを言っている暇(いとま)はありません。
遅れを取り返そうと、夢中で動き回りました。
他の人も応援してくれました。頼めることは全部頼みました。
それでも時間が足りません。
やるべきことは山ほどありました。
・・・そして気が付いたら、走っていました。
それに気付いたのは、
ゴミ箱を蹴ってしまって、吹っ飛ばした時でした。
イベントのその日、台風が襲来しました。
野外イベントのため、更に多くの対応事項が増えました。
やっぱり、気付いたら走っていました。
・・・そして言われました。
「今日は、あなたが司令塔だ。司令塔は司令塔らしく、
本部にでんと構えて、皆んなに指示をしてくれ。」
「でないと、確認したくても、
確認したい相手がいないのでは、上手くいかない。」
師走の庭木の刈り込みも、勤務していたころは、
それほど多くの時間が充てられません。
とにかく、年内にはすべてを、終わらせなければいけません。
・・・つまり、時間との競争です。
焦りながらも手が抜けません。
そんな、時間のないなかで、
しかもストレスの中で行いました。
今は、そのタイムリミットがありません。
刈り込みの目的が違います。
終わらせなければならない期限は、終わった時です。
・・・今は、ただただ、リハビリのためです。
人は、そういう余裕を必要とします。
本当は、どんな時でも、
あせることも、気にすることも、遠慮することも無いのです。
・・・でないと、上手いことにはいきません‼