癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

207.【最善を尽くすための、即決‼】

 

f:id:simojisannoomoi:20200805184425j:plain ♡ 人を育てる人の辞書に“叱る”という言葉はない。

 

 昨日、記事を書き終えて、

何となく気になることがありましたので、

選択と集中ということでもないのですが、

思うがままに書いておきます。

 

 よく「人は褒められて大きくなる。

成長する。」と言います。

でも、分かってもらう、褒めてもらう、喜んでもらうには、

相手が、

その褒めてもらえそうなことを、良く分かっていないと、

分かっても、褒めても、喜んでもくれないということです。

 

 子どもは、親と同じような事を、好きになったり、

親と同じような仕事に、就いたりすることが、よくあります。

 これは単なる偶然ではなく、

親がその事の褒め方を、よく知っているからなのです。

 

 その事が好きだから、その事が良く分かっている。

良く分かっているから、うまく褒めることが出来る。

上手く褒められるから、

子どもは嬉しくなり、その事に夢中になる。

夢中になるから好きになり、

好きになるから、やりたい事が育って行く。

だから、

親子は同じような事をやることが、多いと言われます。

 

 これは、社会の中でも同じことが言えます。

上司は、

広く、深く興味を持たないと、部下の仕事を褒められません。

部下の仕事が褒められるような上司は、

もうそれだけで十分です。

それが上司の仕事なんですから。

 

『逆も真なり』という言葉があります。

この言葉を借りて言えば、

そういう事を分かってもらえる人の前で、

そういう事をする必要があります。

 分かってくれない人の前で、

いくら訴えても「梨の礫(なしのつぶて)」であり、

それでは何の意味もありません。

 

 やぱり相手を選んで、

相手に分かってもらうことが、前提になります。

 まあ、親や上司は選べませんが、

理解してくれる人は、必ずいると信じましょう。

 

 台風でがけ崩れが起こり、生活道路が閉ざされてしまった。

倒木が、

電気を復旧しようとした電気会社の作業員の行く手を阻み、

それ以上進むことが出来なかった。

 木を切る権限は、道路を管理する所管庁の権限だった。

しかし、所管庁は、処理業務が多く、

なかなか、そこまで手が回らない。

そんなことで、時間がどんどん経過してしまい、

復旧工事は遅れに遅れた。

 

 電気会社と所管庁は、このほど協定を結んだ。

そのため、今後は電機会社が直ぐに倒木を片付け、

復旧工事もスムースに運ぶことだろう。

 とっても朗報である。これで何倍もスピードアップする。

 

 しかし、少し前は、

きっと電気会社が、その場で木を切って片付け、

事後承諾で、事を済ませた人がいたはずだ。

いわゆる、最善を尽くすための即決だ。

 時代が違うと言えば、それまでだが、

そういうふうに即決できる、豪快な人が必ずいた。

 私の上司には、そういうことを、

いとも簡単にやってのける人が、何人もおいでになった。

 

 アッ!

今でもおいでになる。

新聞に

『バスの運転手が、高齢者の男性に何か指示していたが、

思うようにいかなかった。

そのとき車内の後ろの方から、

女性の方が運転席まで歩み寄り、

その男性に「いくら足りないの?」と声をかけ、

規定料金を料金箱に入れ、

「さっ、行きましょ」と運転を促し、

ようやくバスは動いた。』

・・・という同乗客の投稿文が、目に付いた。

 

 ・・・とっても、安心できました。