207.【最善を尽くすための、即決‼】
♡ 人を育てる人の辞書に“叱る”という言葉はない。
昨日、記事を書き終えて、
何となく気になることがありましたので、
選択と集中ということでもないのですが、
思うがままに書いておきます。
よく「人は褒められて大きくなる。
成長する。」と言います。
でも、分かってもらう、褒めてもらう、喜んでもらうには、
相手が、
その褒めてもらえそうなことを、良く分かっていないと、
分かっても、褒めても、喜んでもくれないということです。
子どもは、親と同じような事を、好きになったり、
親と同じような仕事に、就いたりすることが、よくあります。
これは単なる偶然ではなく、
親がその事の褒め方を、よく知っているからなのです。
その事が好きだから、その事が良く分かっている。
良く分かっているから、うまく褒めることが出来る。
上手く褒められるから、
子どもは嬉しくなり、その事に夢中になる。
夢中になるから好きになり、
好きになるから、やりたい事が育って行く。
だから、
親子は同じような事をやることが、多いと言われます。
これは、社会の中でも同じことが言えます。
上司は、
広く、深く興味を持たないと、部下の仕事を褒められません。
部下の仕事が褒められるような上司は、
もうそれだけで十分です。
それが上司の仕事なんですから。
『逆も真なり』という言葉があります。
この言葉を借りて言えば、
そういう事を分かってもらえる人の前で、
そういう事をする必要があります。
分かってくれない人の前で、
いくら訴えても「梨の礫(なしのつぶて)」であり、
それでは何の意味もありません。
やぱり相手を選んで、
相手に分かってもらうことが、前提になります。
まあ、親や上司は選べませんが、
理解してくれる人は、必ずいると信じましょう。
台風でがけ崩れが起こり、生活道路が閉ざされてしまった。
倒木が、
電気を復旧しようとした電気会社の作業員の行く手を阻み、
それ以上進むことが出来なかった。
木を切る権限は、道路を管理する所管庁の権限だった。
しかし、所管庁は、処理業務が多く、
なかなか、そこまで手が回らない。
そんなことで、時間がどんどん経過してしまい、
復旧工事は遅れに遅れた。
電気会社と所管庁は、このほど協定を結んだ。
そのため、今後は電機会社が直ぐに倒木を片付け、
復旧工事もスムースに運ぶことだろう。
とっても朗報である。これで何倍もスピードアップする。
しかし、少し前は、
きっと電気会社が、その場で木を切って片付け、
事後承諾で、事を済ませた人がいたはずだ。
いわゆる、最善を尽くすための即決だ。
時代が違うと言えば、それまでだが、
そういうふうに即決できる、豪快な人が必ずいた。
私の上司には、そういうことを、
いとも簡単にやってのける人が、何人もおいでになった。
アッ!
今でもおいでになる。
新聞に
『バスの運転手が、高齢者の男性に何か指示していたが、
思うようにいかなかった。
そのとき車内の後ろの方から、
女性の方が運転席まで歩み寄り、
その男性に「いくら足りないの?」と声をかけ、
規定料金を料金箱に入れ、
「さっ、行きましょ」と運転を促し、
ようやくバスは動いた。』
・・・という同乗客の投稿文が、目に付いた。
・・・とっても、安心できました。