癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

163.【そうは、言っても、、、⁉】

 

f:id:simojisannoomoi:20200622190415j:plain ♡ 階段も、かね折れ階段や折り返し階段は、圧迫感が和らぐ。

 

 梅雨の合間、今日は散歩に出られるかな?

そんな体調のなか、外の様子をうかがった。

 午前中は、ちょっと寒いくらいの霧雨模様。

風呂に入って、昼食を摂る。

 

 午後は如何ばかり?・・・そう思って外を覗くと、

おや! 何ということだ!

風邪に煽られ、時折、雨が舞っているではないか⁉

 諦めきれず、とは言っても雨の中では、・・・

そこで、階段を登り降りすることにした。

 

 階段は、水平歩行とは違い、何倍ものエネルギーが必要だ。

それでも、何回か登り、部屋をのこのこ歩き、

降りて、また部屋をのこのこ歩き、・・・

それを3回ほど繰り返しただけで、

結構、息切れしてきた。

 此れ式(これしき)のことで・・・

ポッカ~~~ン⁉

 

 階段で 坊主頭が 一休み

・・・一休さん! 一休さん

 

 遠くで、森山良子さんのアルバムが聞こえる。

・・・さとうきび畑

 遠くで、さだまさしさんのアルバムが聞こえる。

・・・風に立つライオン

 

 好きな歌、耳に、心に残る歌、そして感動する歌。

できれば、デジタル音源でなく、

擦れるような微かに雑音が混ざるレコード音、

エンドの溝に針が残り、プチッ、プチッと繰り返し音が、

いつまでも奏でているときのような、

心打たれる、心に刺さる、心震わす、心に響く歌。

聞き終わった後の、あの情緒ある余韻が好きだ。

 

 その余韻治まらない間、

何も考えず、静けさを楽しむもよし。

あれやこれやと、自分に語り掛けるもよし。

 それは、どちらも意義深い時間となるでしょう。

 

 人が生きて行くためにも、余韻は必須条件であり、

必要であることに間違いがないと思います。

『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、

ほめてやらねば、人は動かじ。』・・・

 そうは言っても、そこにはきっと、

“余韻”があるのではないかと、秘かに思っています。

余韻のない行動も、指示も、人を動かす力とはならない。

・・・そんな気がします。

 

 歌は、耳で聞くのか、心で聞くのか?

それは、研ぎすませた五感で噛み締め、

第六感で“感じる”ことが必要だと思うのです。

 

 ちなみに、人の感覚には、第十感まであると言われますが、

第六感を破壊されたら、植物人間になり。

第八感まで破壊されると脳死と扱われ、

「死亡確認!」となるようですので、

ここは、“生きる”に最高の第六感で、

留めておくのが賢明と思慮されます。

 

 まあ、余計なことはさておいて、

人の温もりも、鼓動も大事にしたいものです。