癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

495【「喧嘩半分」と「半分喧嘩」】

 

f:id:simojisannoomoi:20210625195750j:plain ♡ ファジーな日本語には、ホッコリがある‼

 

 『勝負は喧嘩半分』

・・・というより、勝負は喧嘩全開!

癌に勝つためには、半分なんて言っていられません。思い切り全力で戦うことが前提です。

何があっても戦い抜く強い気持ち持って過ごさなければ、悔いが残るというものです。

 

 ただ、この「喧嘩半分」という表現は、

「勝負は喧嘩腰で戦うくらいの気概がなければ負けてしまう」

そんな強い意志の表れの言葉なのかもしれません。

 ここには“喧嘩超し”という更に強い意志も見え隠れしているような気がします。

 

 ・・・ですが、喧嘩半分でなく、半分喧嘩と言ったらどうなるでしょうか?

こうなるとにわかに殺気立ってきますね。

 

 阿吽の呼吸、ツーと言えばカー、一を聞いて十を知る、空気を読む、忖度・・・

よく考えてみれば、何と曖昧な日本語でしょうか。

 ですが、この日本語特有のファジーなところに、

人間味が感じられるのは、これまた不思議なことです。

 

 あっ! それから、以前、日常の気の持ちようとして、

「今日が良ければ、それでいい! 欲はかかない」そう言いましたが、これは間違いです。

 本当は「今日が良ければそれだけでいい! 欲張らない」が正しいのだと思います。

・・・『だけ』が抜け落ちました。

 

 この2文字が有ると無いとでは、ニュアンスが違って来ます。

「とにかく最低限、今日が無事に過ごせさえすれば、それだけで十分満足です。」

そういう意味を強調するには、この『だけ』がどうしても必要になります。

 

 ・・・いずれにしても、

相手を思いやる心があれば、大抵のことは上手く行くことでしょう。