58.【こんな日もある、、、さ。】
♡ 気分一新! 美味しいお薬を、いただきましょう‼
朝、目が覚めて、目覚まし時計を確認し、
もう少し眠ろうと、布団の中に潜り込む。
再び目を覚まし、オットこんな時間と、
片手だけをソロソロ伸ばし、TVのスイッチを押す。
そのままカタツムリのように、顔をチョコンと出して、
朝ドラを観る。
こうなると、朝のルーチンが少しずつずれて来る。
モソモソと起き上り、フーフー言いながら着替え、
チョチョット顔を濡らし、目を洗い、うがいをして、
テーブルに半ば倒れ込むかのように座り込み、
フーとため息をついて、朝食をいただく。
時間がどんどん過ぎていく、・・・
というより、自分の行動が、いちいち遅いのだが、
それに気づくのにも時間がかかる。
オット! 歯磨き、歯磨き。
ややもして、フッと顔をもたげて、
見やった時計は、もう11時を過ぎている。
アレマ! と思いながら、
目を落とし、テーブルに目を向けると、
そこには、朝の分の飲み薬が残っている。
飲み終わったプラの空かと思ったが、そうではない。
中身がちゃんと入っている。
これは失敗、と手を伸ばそうとしたが、
もうこんな時間。昼の服用時間と重なってしまう、
時間的に飲まない方がいいのか。
だが、幸いに昼の薬は整腸剤だけだ。
夕食の時間にはまだ時間がある。で、飲むことにした。
飲み終わって、プラを捨てようとしたら、
さのごとく、まだ1錠残っていた・・・
こんな、非常~~~に、散漫な一日の始まりだ、
いや、もう、半日の始まりと言うべきか!
加えて、首の周辺の不随意運動も起きており、
自分の意志とは関係なく、プルッ! プルッ!っと動く始末。
この症状は、ちょっと不気味な感がある。
何せ、自分の体が、自分の意志とは関係なく動くわけで、
体の中に、まるで、デビルが住み着いてしまったような、
そいつが、私の体をゆすぶって、
キャッキャと、悪さをしているような気にさせられる。
悪魔のなかには、
環境が変われば、「良い」存在になるものもいるらしいが、
大抵の奴らは悪さを、面白がっているに違いない。
人が嫌がるのを、人が困るのを、人が怖がるのを、
涼しい顔をしてやり過ごす。そんな不埒な奴らだ。
そうこうして居る内に、昼食の時間になった。
早い。そう思うが、時計は昼を告げている。
今日は炊き込みご飯と、鶏肉の照り焼き、
それに、笹かまぼこの刺身。
サラダは、トマトとブロッコリーとレタス。
デザートはイチゴだ。
今日の膳は、何となく味が濃い。
いつもの味だと言われるが、今日は濃く感じる。
辛い訳では無い。甘い訳でも無い。
ただ、そう感じてしまうだけだ。
美味しいことは美味しいのだが、やはり味が濃い。
まあ、こんなサイクルも、あと1~2日過ぎれば、
自然と消え去って、また普通の感覚に戻るのですがね。
皆んな「気」のイタズラに過ぎない。
今日で、3日目だ。・・・