癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

672【何事も、去ってしまう前に‼】

 

f:id:simojisannoomoi:20220312193517j:plain ♡ 大分にぎやかな季節に相成りました。

 

1月は・・・行ってしまう!

2月は・・・逃げてしまう!

3月は・・・去ってしまう!

・・・なかなか上手い、いや的を射たことを言ったものです。

 

 今や、すでに3月も半ばに近い

まごまごしていると、入学式、入社式の時期がやって来てしまいます。

 そう考えると何かが始まる気がしてウズウズしますが、その前にやることがあります。

 

 3月はお彼岸があります。・・・そしてお墓参りの時期です。

その前に、お墓の掃除をしておこうと出かけました。

 我が家のお墓は、お寺さんの境内でもなく霊園でもない個人墓地です。

何世帯かが隣り合わせになっていて、家から少し離れたところにあります。

 

 お墓までの道は、どなたかが草刈りをしていただいており気持ちよく歩けます。

お墓につくと霜でブクブクに腫れ上がった地面が見えて来ました。

 まだ雑草はほとんどありませんが、それでも土に同化した霜げた草が生えています。

これを見逃すとそれこそあっという間に色濃くなり、仲間を増やし続けます。

 

 「今のうちに、今のうちに!」そう呟きながらセッセ、セッセと引き抜きました。

冬草は、氷山の一角という表現が物の見事に表しているようです。

 地表に出ている部分は、そう大きくないのですが、

引き抜いてみると、まるで蜘蛛の巣を引き抜いたかのように、

四方八方に張った根が、それこそ20㎝位バリ・バリ・バリとめくれてくるのです。

 

 ・・・しばらく格闘しましたが、これで気持ちよくお墓参りが出来そうです。

 

 

671【な~んか、違ってしまったような⁉】

 

f:id:simojisannoomoi:20220310193603j:plain ♡なんじゃこりゃ! そうは言っても・・・

 

 老後のライフプランが乱れに乱れて、狂い続けている。

こんなはずではなかった。そんなに無理な計画でも、現実離れした計画でもなかった。

 もっと色々と出来るはずだった。・・・それが病によって失われた。

もっと色々な地に出かけるはずだった。・・・それがコロナ禍に阻まれた。

 

 皆さんも多かれ少なかれ、華々しい計画を阻まれておいでになるやもしれません。

歳をとれば、年金の話の次が体調の話です。・・・その次は食べ物でしょうか?

 人と出会えばあそこが痛いここが悪いと、挨拶の前に訴え合うのが常です。

・・・であれば、マイプランが病によって変わることは、日常茶飯事のことかもしれない。

 

 時間にも精神的にも余裕が出来て、いざどこかに出かけようと思っても、

コロナの蔓延で思うように出歩けらない。ましてトラベルだなんてもってのほか。

 ・・・そんなことを言っても、コロナの蔓延は世界的な事故。

とやかく言ってどうなるものでもありません。皆んな我慢でなく工夫で楽しんでいます。

 

 ・・・となれば、ライフプランの練り直し、プラン2に移行するか?

しかしどんなに思い直しても、プラン2なるものは存在するとは限りません。

 というより、病やコロナごときで、思い描いてきたプランをそうそう変えられるのか?

そういう疑問が先立ち、その先はそう簡単に進まないし、進む必要もないと思うのです。

 

 もっともっと色々なことに楽しくチャレンジして・・・

もっともっと色々な所に出かけて、美味しいものでも食べて・・・

 ・・・そんなささやかな楽しみを持ち続け、やり続けるのが賢明というものです。

そうすることが、72年もの間、生き抜いてきた証であると思うのです‼

 

 ということで、これから先どうしたいのか、どうしたら出来るのか、・・・

立ち止まらずに歩み続けようと思うのです。今日を楽しむために‼

 

 

670【花粉症にも、・・・めげず⁉】

 

f:id:simojisannoomoi:20220307192111j:plain ♡ ラッパ水仙、・・・これも春! 

 

 皆さん、花粉アレルギーは大丈夫ですか?

ひどい人は花粉の「カ」と聞いただけで、ムズムズと始まってしまうかも知れませんが、

花粉予報を見ても、山の杉の木を見ても、もう避けて通れない状況になっております。

 私もひどい時はティッシュの大箱を持って歩いていたこともありました。

しかし、最近はあまり感じなくなってしまい、

せいせいするのと同時に、寂しいやら心細いやら、しごく微妙な感に閉口しています。

 

 それでも今日みたいに風の強い日には、かすかに鼻がカサカサし声も鼻声になります。

何か人並みになれたことに微かな安心感があるのは、歳のせいでしょうか?

 そんな自分に呆れると同時に、不謹慎なことだと項垂(うなだ)れるばかりです。

 

 車も毎日乗っていれば、何ということは無いのですが、

2~3日乗らないと、屋根もフロントガラスもボンネットも花粉がうねっています。

これに車庫の中で雨にでも濡れようものなら、黄色くこびりついてしまいます。

 今はまだ多少良いのですが、最盛期には山火事かと間違えるほど飛散します。

大げさと思われるかもしれませんが、物の見事ですから自信のある方はおいでください。

 春は嬉しいのですが、これがネックとなり痛し痒しで手放しでは喜べません。

 

 「花の散る ことやわびしき 春霞 竜田の山の うぐひすの声」・・・

な~んて、現(うつつ)を抜かしている場合ではございませんね。

 なるべく外出を避け、用事があってもさっさと要件を済ませ、

家に入る時には頭のてっぺんから靴の底まで綺麗にはたいて・・・

 そうまでしてもあのマイクロメーター級の超微粒子は、そう簡単には遮断できません。

 

 ・・・辛い方は、ぜひ薬に頼ることをお勧めします。

 

 

 

669【春探しが・・・始まります‼】

 

f:id:simojisannoomoi:20220305183127j:plain ♡ フキノトウ!・・・あなたはどんな調理法が好きですか?

 

 落ち込んでいても春はやって来ます。

だったら、この春来に乗っかってしばし春を楽しむとしよう。

 そんなふうに割り切って、外に出てみればいくつかの春を見付けました。

毎年、目にする景色ではありますが、フキノトウを見付けました。

 ・・・とは言っても、フキノトウの旬は1~3月ということで、

今、見るのは遅きに失した感が歪めないようです。

 

 ですが、痩せても枯れてもフキノトウフキノトウ???

やっぱり、春を連れて来る。

 しかしながら、少し前までは辺り一面というか、結構、群生していたものですが、

最近は見つけたとしても、あちらに一つ、こちらに一つというふうで寂しい限りです。

 これは、葉柄(ようへい)を取るとき、地下にある茎や根まで引き抜いてしまい、

そのままちぎって茎や根を捨ててしまうため、絶えてしまったように思えてなりません。

 フキを取るときは、決して茎や根を取らないでくださるようお願いしたいものです。

 

 そんなわけで、見つけたフキノトウもたった一つ。

取るには忍びなく、姿を愛でて香りを想像して諦めました。

 本当はもう少し早く、蕾のうちに摘んでいただくのが良いようで、

天ぷらやフキ味噌なんていうのもありますが、私は何と言っても“酢の物”が好きです。

 酢は健康に良いなどと言いますが、色々なものに酢を掛けていただきます。

中華の炒め物、タンメン、もちろん餃子は酢を掛けただけでいただくのが好きです。

 

 ちょっと話がそれましたが、春の一つに会えたような気がした一日でした。

これから一つ、また一つと春がやって来ることでしょう。

 そんなとき、その度に思いっきり“春”を感じ取りたいものです。

 

 

668【春になれば・・・何かが変わる⁉】

 

f:id:simojisannoomoi:20220302192534j:plain ♡ ケキョケキョ、ホ~ホケキョ! 春告鳥は今いずこ‼

 

 いよいよ春です!

咲き始めました。色々と。・・・3月です!

 3月と聞いただけで春を感じます。

 

 しかしながら、まだまだ寒いし、まだまだ風も冷たいし・・・

でも、春です! 誰が何と言っても春です。

 なぜこんなに春に拘っているのかというと、それはとっても待ち遠しいからです。

春になれば、何かが溶け出し、何かが見えて来るような気がするのです。

 

 そうすれば、もう少し明るくもなり、もうすこし楽しいこともあるかもしれない。

そんな微かな期待に期待し、春を待っていたのです。

 ですが3月になって3日も過ぎようとする今、大した変化も見えて来ません。

これが待ちに待った春なのでしょうか???

 でも、冬から春、その移り変わりは、そんな簡単に目に見えるものではないのでしょう。

そんなにはっきりした変化は起こりませんし、そう簡単に感じ取れるものでもありません。

 それは分かっているのですが、焦っているのです。

少しでも早く春が来ないかと・・・

 

 でもやっぱり春は、ゆっくりゆっくり近づくのでしょうね!

ゆっくりゆっくりでもいい、確実に近づいてくれれば・・・

それでいい!・・・それだけでいい‼

 

 ・・・耳を立て、目を凝らし、ワクワクを待つこととします。

きっと何かが変わるはず。・・・そんな僅かな期待を込めて‼

 

 

667【駄目だ、駄目だじゃ・・・駄目だ‼】

 

f:id:simojisannoomoi:20220301184805j:plain ♡ 病と気は、神?一重???

 

 「病は気から」・・・この『気』って何でしょうか???

「言うは易し、何事か見付けるのは難し」であって、考えれば考えるほど困惑します。

 要は、気持ちの持ちようなのでしょうが・・・

これまた摩訶不思議なほど捉えようがありません。

 

 元気であるうちは、『気』なんて考えませんし必要もありません。

「欲しいなぁ」と思い始めるときは、すでに病に痂せてしまっていて、

もう『気』なんて構ってなんかいられません。

 身も心もすっかり萎えてしまって、そんな気力は残っていないのです。

 

 つまり『気』なんてものは、元気だから言っていられることであって、

元気の内は『気』なんて少しも必要としない。・・・そんなふうに思えてならないのです。

 ではなぜ「病は気から」なんてわざわざ言うのでしょうか?

病に打ち勝つような強い「気力」をもって立ち向かえというのでしょうか?

 

 人はそんなに強い人ばかりではありません。

もう少し優しい諺はないものでしょうか?

 まあ、こんな風にひねくれたところで、どうにもなるわけではないのですが、

病と気は不可分の関係にあるようで、如何せんともしがたくて・・・

 

 病にならないように『気』をコントロールし、今できることを100%と嘘ぶき、

その100%をすべてだと嘘ぶき、ついでにその100%に自信を持って、

『気』に気を入れてやり過ごすしか、今はそれしかないような心細さが身を襲います。

 どうにも出来ないのが、病という殻のバリアなのでしょうか?・・・

 

 ふ~~~! 何とかこのアリジゴクから抜け出さなければ・・・

 

 

666【色々動き出します。・・・私も‼】

 

f:id:simojisannoomoi:20220227195017j:plain ♡ ちょっと見にくいですが、精一杯の画像です!

 

 いつもの散歩コース。そのずっと先に何やらが動く気配あり?・・・

ん? 何かな? 気のせいか? 風のいたずらか?・・・いや違う。

何かが確かに動いた・・・

目を凝らすと、そこに見付けたのは野生の猿でした。

 

 よく見ると、その猿の少し後ろに子猿の小さな姿がありました。

これはヤバイ! ただでさえ危険極まりない状況なのに、子猿を連れているではないか。

 群れはどうなっている? 

まわりを見回したが、単独のようで他には見当たりません。

 

 しかし子猿を連れているのは、親猿だけ以上に危険です。

案の定、こちらを見付けたようで、「シャア~~~!」と、威嚇しています

 恐る恐るスマホを取り出し、とりあえず1枚シャカッ。

その音が聞こえたのか、またしても「シャア~~~!」と牙をむき身を乗り出しています。

 

 桑原! 桑原!・・・そそくさとその場を離れました。

ここ最近、すっかり姿を見ていませんでした。

 暖かくなってきたので、行動が広がったのでしょうか?

まだまだ山には食べ物が少ないため、里に出て来たのでしょうか?

 いずれにしてもこれからは要注意です‼

 

 啓蟄も間近、虫も動物も動き出します。

そろそろ1枚、2枚と脱ぎ去る季節です。

 体も心も身軽になって、浮かれ出そう!・・・それが春です‼