426【開花の早まりに、何思う?】
♡「胴吹き桜」(幹に咲く桜)もおつなものです‼
あちらこちらから聞こえてきましたね。「桜の開花」‼
・・・「サクラサク」。これは古(いにしえ)の「幸せ便り」‼
通信手段が貧弱だったころ、歓喜を届ける駿足の手段でした。
通信手段が発達した昨今、意味はなくなった感もありますが、
趣は残されているような気がします。
・・・待ちに待った何かの採用結果! あるいは入試結果!
そんな待ち人に「サクラサク」なんていう電報が届いたら、幸せ感満開でしょう。
ところが、キューピットもこう早くなると、いささか心配なことが脳裏を過ぎります。
やはり、温暖化ということが頭から離れません!
シベリアのツンドラ地方では、永久凍土が溶け、
地中のメタンガスが噴出して、大規模な陥没が起こったという。
・・・これを、天災という人もいますが、人災であることは間違いがないところです。
このメタンガスはどこに行くのか? この溶けた水はどこを痛めるのか?
ただ事ではない出来事に、喜んでいいのか? 驚くべきなのか?
こんな晴れやかで、夢を運んできた桜という女王が、まさか暗い影をたなびかせるとは⁉
これは、心が病んでいるためか? はたまた、弱気になっているためか?
諏訪湖の御神渡りが消え、蔵王の樹氷が消え、横手のかまくらが消え、札幌の雪まつりが消える。
こういったことを、ただただ呆然とやり過ごすことしか出来ないのでしょうか?
出来る人が、出来るだけ、出来ることを・・・では済まされません。
最近、小さなプラスチック片や、劣化したレジ袋が気になって仕方がないのです‼
あっ! 桜は今でも「女王」であることに、変わりはありませんから。(拍手)