142.【誘われて、・・・一休み!】
♡ 赤い毛氈の上で、和菓子を友に野点の煎茶なんていかがですか!
カサコサと音がしたと思ったら、飛び出した虫がいた。
ホップ! ステップ! ・・・あっ! こけた⁉
飛びついたところが、思ったより柔らかかったのか?
弘法にも筆の・・・、猿も木から・・・。 河童の・・・。
ドンマイ! ドンマイ!
春をいっぱい食べて、身体が重たかったのか?
驚いて急に跳ねたからか?
跳んだ先が、柔らかい茶の新芽だったからか?
・・・ん! まてよ!
お腹いっぱいになって、お茶しに立ち寄ったのか?
・・・ところでお前は何者?
飛蝗(バッタ)かい? それとも蝗(イナゴ)かい?
体色は淡い土色で、全身に細かい毛が生えている。
背中に入っている筋は黄白色で、眼の下に黒い線、
胸部の側面にも黒い縦縞が入っている。
その特徴は、「ツチイナゴ」か?
成虫のまま冬を越すというから、
この時期にいてもおかしくない!
イナゴは、バッタ目イナゴ科イナゴ属というから、
こんがらがってしまうが、お茶も同じだ。
育て方、作り方、偶然が重なって千差万別だ。
緑茶に直射日光を当てて育てると煎茶になり、
避けて育てると、玉露になります。
蒸す時間を長くすると、深蒸し茶になり、
強火で焙煎すると、ほうじ茶になります。
細かくなった茶葉だけを集めると、粉茶になり、
石臼で挽き粉にすると、抹茶になります。
梅干、昆布、玄米などをブレンドしたものを、
大福茶と言い、
玄米を炊いて炒り、ブレンドすると、玄米茶と言います。
発酵させると紅茶になりますが、半発酵だとウーロン茶、
後発酵だとプ―アール茶になります。
世界の3大紅茶と言うようですが、
中国系茶葉に、香油(オイル)を吹き付けた
フレーバーティーが、
こんがらがった話はこのくらいにして、
ゆっくりお茶してくださいな。
リラックスは、健康長寿に効く特効薬ですから。