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501【3本足の脚立と3点支持‼】
♡ もちの木の二世です。やはり剪定は今の時期ですね!
梅雨の晴れ間にもちの木の選定をされている方を見ました。
私の庭にも子どものころから、風よけや火災防止のための古木があったのですが、
手術後に、自己管理が出来切れなくなったため、友人にお願いして切ってしまいました。
それ以前は、脚立を持ち出し、剪定鋏でチョキチョキと樹形を整えていたのですが、
1年に1度刈り込むのがやっとでした。
善く善く調べてみましたら、1年に2度あるいは3度刈り込むと良いようですが、
ずぼらな私には1度がやっとでした。
確かに、新葉が伸びきった6~7月ころに1度選定をすると、
枝も柔らかく手間もかかりません。
何より黄緑色だった新芽が、深緑色になった時期に樹形を整えると、
見栄えもとっても良くなります。
そして、樹形が乱れた場合は10~11月にもう一度剪定を行い、
樹形を仕立て直したいときは、3月にもう一度剪定すると良いようです。
ところで、この時の脚立の立て方には一苦労します。
地面は平らではなく、凸凹したところに4本足の脚立を立てるのは、とっても不安定で、
私は木切れ板を何枚か使って、脚立が水平になるようにその都度調整をしていました。
ところが、その不安定さを解決するのに、3本足の脚立なるものがありました。
見た目はとっても不安定のように思えるのですが、豈(あに)図らんや、
理屈を承知すれは納得の行く限りで、地面の凸凹を上手く解消するわけです。
・・・2本足の梯子は、立ち木を3本目に使えば、もっと安定するらしいですよ。
そしてこの3という数字、まだまだ他にも安全を確保するための骨がありました。
それは、“3点支持”という方法ことです。
梯子や岩場を登るときは、両手両足のうち離して良いのは1箇所だけということです。
つまり、3箇所はしっかり摑まるか踏ん張っておくということです。
まだ若い頃、地元の消防団に所属していたことがありましたが、
年の初めの行事である出初式やいざ有事の際は、あの高い火の見櫓の頂上に上って、
半鐘を連打しなければなりませんでした。
ただ「お前が近い」という理由だけで白羽の矢が立ち、凍った火の見櫓に登ることになり、
その際に同僚から教わったのが、この3点支持の方法でした。
この方法は、脚立でも岩場などでも安全性の確保のための鉄則であります。
安心感がありますし、怖さも消え失せます。
でも、本当は万が一の用心の為に、命綱をお忘れなく。
・・・いつ何時でも、万が一には出くわしますし、命綱は命の綱であり心の綱ですから。