癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

501【3本足の脚立と3点支持‼】

 

f:id:simojisannoomoi:20210704191021j:plain ♡ もちの木の二世です。やはり剪定は今の時期ですね!

 

 梅雨の晴れ間にもちの木の選定をされている方を見ました。

私の庭にも子どものころから、風よけや火災防止のための古木があったのですが、

手術後に、自己管理が出来切れなくなったため、友人にお願いして切ってしまいました。

 それ以前は、脚立を持ち出し、剪定鋏でチョキチョキと樹形を整えていたのですが、

1年に1度刈り込むのがやっとでした。

 

 善く善く調べてみましたら、1年に2度あるいは3度刈り込むと良いようですが、

ずぼらな私には1度がやっとでした。

 確かに、新葉が伸びきった6~7月ころに1度選定をすると、

枝も柔らかく手間もかかりません。

 

 何より黄緑色だった新芽が、深緑色になった時期に樹形を整えると、

見栄えもとっても良くなります。

 そして、樹形が乱れた場合は10~11月にもう一度剪定を行い、

樹形を仕立て直したいときは、3月にもう一度剪定すると良いようです。

 

 ところで、この時の脚立の立て方には一苦労します。

地面は平らではなく、凸凹したところに4本足の脚立を立てるのは、とっても不安定で、

私は木切れ板を何枚か使って、脚立が水平になるようにその都度調整をしていました。

 

 ところが、その不安定さを解決するのに、3本足の脚立なるものがありました。

見た目はとっても不安定のように思えるのですが、豈(あに)図らんや、

理屈を承知すれは納得の行く限りで、地面の凸凹を上手く解消するわけです。

 ・・・2本足の梯子は、立ち木を3本目に使えば、もっと安定するらしいですよ。

 

 そしてこの3という数字、まだまだ他にも安全を確保するための骨がありました。

それは、“3点支持”という方法ことです。

 梯子や岩場を登るときは、両手両足のうち離して良いのは1箇所だけということです。

つまり、3箇所はしっかり摑まるか踏ん張っておくということです。

 

 まだ若い頃、地元の消防団に所属していたことがありましたが、

年の初めの行事である出初式やいざ有事の際は、あの高い火の見櫓の頂上に上って、

半鐘を連打しなければなりませんでした。

 ただ「お前が近い」という理由だけで白羽の矢が立ち、凍った火の見櫓に登ることになり、

その際に同僚から教わったのが、この3点支持の方法でした。

 

 この方法は、脚立でも岩場などでも安全性の確保のための鉄則であります。

安心感がありますし、怖さも消え失せます。

でも、本当は万が一の用心の為に、命綱をお忘れなく。

 

 ・・・いつ何時でも、万が一には出くわしますし、命綱は命の綱であり心の綱ですから。