108.【花の命に‼ 挑戦に‼】
♡ 芙蓉の花言葉は、「繊細な美」「しとやかな恋人」。
♡ 林芙美子さんの「芙」は芙蓉の「芙」です。
昨日の「多かりき」で思い出したんですが、・・・
『花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき』
というフレーズが有名ですが、なぜか違和感があるのです。
この言葉を額面通り受け取れば、
「人生は短く、苦しいことばかりだ」という「嘆き」が、
真っ先に浮かんできます。
でも、そうなんでしょうか?
林芙美子さんは、そんなことを、
わざわざ書き留めるのでしょうか?
友人、村岡花子さんに送った言葉と言われていますが、
そんな湿っぽい言葉を、わざわざ贈るのでしょうか?
やはり、どうしてもイマイチ納得が出来ませんでした。
そんなある日、・・・
全文が発見されたという記事に出会いました。
NHKの朝ドラ「花子とアン」でも知られた、
村岡花子さんに贈られたもので、
花子さんの遺族が、保管していたとのことです。
風も吹くなり
雲も光るなり
生きてゐる幸福(しあわせ)は
波間の鷗のごとく
漂渺とたゞよひ
生きてゐる幸福は
あなたも知ってゐる
私もよく知ってゐる
花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり 雲も光るなり
詩は「苦しきことのみ多かりき」で、
終わってはいませんでした。
「苦しいことも多いけど、風も吹き、雲も光り、
浪間のカモメのように幸せは漂っている。」と、言っており、
前向きに人生を楽しんでいるような感が、
にじみ出ているではありませんか。
・・・やはり人生はそうじゃなくちゃ!
前向きに挑戦し続けるのが、人生であり、
前向きに生きることが、人生であります。
大門未知子またの名をDoctor–Xは、
「失敗しない」のではなく、
「挑戦し続けている」のであります。
・・・わ・た・し・も‼