96.【それはそれとして、自分の春!】
♡ 大変な時こそ・・・我慢の時こそ・・・
散歩に出て、そろそろと歩くうち、
せせらぎの音に誘われて、そっと川面を覗いたら、
バタバタと羽ばたき音が聞こえ、二羽の鳥が飛びたった。
決して脅そうとした訳では無いが、
いきなり、にゅっと坊主頭が顔出せば、驚いたに違いない。
許せ!許せ!と独り言を言っていると、
少し先の砂防堤の深みに降り立ちました。
見えますか? カルガモのようです。
この時期産卵のための巣作りが始まるのでしょうか。
もう少しすれば、親子で泳ぐ姿が見られるでしょう。
春ですね! 春なんです!
暖かい臭いが通り過ぎる季節なんですね。
人の心も浮足立って、何かが始まる季節。
イベントが開催され、人が繰り出す季節。
でもね、今年は妙なウイルスが顔を出してしまい、
やるせないことに、なってしまいましたね。
我慢、我慢でやり過ごすことしかないようで、
妙に人の無力を感じたり、もう一つの自分と重ねたり、
あ~~~あ!なんて、ため息ついたりして・・・
でもね、春なんですよ!
巡りめく世は、キッチリ春なんですよ。
出来る範囲でいいですから、感じましょう!
出来る範囲でいいですから、浸りましょう!
何もしないでいると、一生の内の一つの春を
失ってしまうことになりますから・・・
我慢の中にも春は在るわけですから・・・
自分の春! 見付けましょ!