76.【とりあえずは、・・・文化だ】
♡ 鶴は千年、亀は万年、人も文化も進化する。
順番を逆にしてみる。
一体、何が起きるのだろう。
一体、何が変わるのだろう。
その時、人は、何を思うのだろう。
初めに、・・・起承転結。
結・転・承・起・
起では結果が分からないの、不安であるが、
結では結果が分かっており、安心して踏み出せる。
フムフムがそうだったのかに変わり、次に繋がる。
次に、・・・鶏と卵。
卵が先だとすると、
卵を温めて、雛が孵って、鶏になる。
順風満帆、一路順風だ。
ところが、鶏が先だと、
先ず、鶏の行動範囲を捜し倦(あぐ)ねることになる。
地鶏の卵なんて、どこにあるのか分からない。
次に、・・・神社のお参り。
手水、さい銭、鈴、二礼二拍手、祈り、一礼
この流れが一般的のようですが、
これを一礼、祈り・・・から始めると、
祈りは、お願いから、報告に変わりはしませんか。
本来、お礼のお参りに行きたいものです。
次に、・・・同居始め。
子に同居を勧められても、その親は、
気兼ねしながら、我慢をしながらの同居を敬遠する。
そんなの、同居してみなけりゃ分からない。
一緒に暮らす良し悪しは、無論ある。
あって当たり前。所詮、人は個別の主義主張を持つ。
悪しは、話し合いで無くせることも、消すことも出来る。
とりあえずやってみる。とりあえず言ってみる。
そういう文化も、あっていい。
次に、・・・建物を建てる。
設計図を描く。部材を集める。棟梁を決める。棟上げをする。
この順番だと、人は住み街は出来るが、次の建物がない。
棟梁は設計図なんかなくとも家は建てられる。
板図1枚で、どんな複雑な平面図も立体に変換し、
どんな屋根の形になるのか、頭の中で描き、
どんどん墨付けをして、柱や板の加工に入る。
施主の想いが形になった建物を、
更に工夫して図にすればいい。
そうすれば、モデルハウスがヒントになって、
今までにない、もう一つのアイデアハウスが生まれる。
順番なんて、所詮、人が勝手に決めたこと。
守らなきゃいけないものもあるが、変えてもいいものもある。
・・・それは「とりあえず」が判断基準だ。