癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

763-2022/11/25

 

 最近、訳あって買い物に行く機会が増えました。スーパーのレジに並ぶことなど余りありませんでしたが、ここのところ必然的に並ぶことがあります。

 そんなこんなで、やっとのことポイントカードをスマホで提示し、支払いもスマホで済ますことが出来るようになりました。

 ・・・この出来事は、私にとって驚くほどの進歩です。

 

 これらのことは全て愛娘のお陰です。スマホにアプリを入れてもらい、使い方を教えてもらい、その通りにスマホを操作している訳で、いまだにポイントの使い方は知りません。

 そこまで教えてもらっても、使う時にはきっと忘れていると思ったからです。

 

 一度に色々教えてもらっても、いざ使おうとしたときにこんがらがって操作が出来ない。それでは、レジでまごついて、他のお客さんに迷惑を掛けないという命題は全う出来ないからです。

 

 ということで、一つの使い方をマスターしてから、次のステップにチャレンジした方が良いと思い、一つずつということにしたのです。お陰で、第一段階は上手くいっています。年寄りには、この一つずつが合っているようです。

 

 前置きはこのくらいにして、本題に入りたいと思いますが、この時間を掛けずに通過が出来るようになったレジですが、最近、有人のレジだけでなく、セルフレジなるものに出くわしました。

 

 さあ、どうしたら良いものか、困り果てて周りを見回していると、レジを補助してくださる方が声を掛けてくださり、教わりながら何とか通過することが出来ました。でもこれではセルフレジの意味がありません・・・

 

 そんなことにオドオドしているなか、更にシステムが向上し、完全な無人レジなるシステムがあると聞きました。もうこうなったら何が何だかさっぱり分かりません。しかし、人件費の抑制などからこのシステムが進みつつあるようです。

 

 「便利は不便」と嘆くうち、朗報が飛び込んで来ました。それは『スローレジ』と呼ばれるゲートです。

 外国では既に広まりつつあるようですが、日本ではまだまだ少ないようです。このゲートは、どんなにゆっくり支払いをしても、誰も文句を言わないそうです。なぜなら、そういう人のためのゲートだからです。

 

 場合によっては、レジ打ちの店員さんと話をしたり、後ろにお客がいないような場合は、何分でも世間話も出来るという、年寄りには夢のようなゲートです。

 便利や効率化ばかり優先される世の中、こんなに良い話はめったにありませんね。

年寄りは、こういう気の利いたことを望んでいるのに・・・