癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

277.【21世紀の、・・・腹くくり‼】

 

f:id:simojisannoomoi:20201014192635j:plain ♡ 「道」の世界で「道」を極める。これまた心涼しや‼

 

 体重52㎏。この体を支えているのは、どこなのだろう?

やはり、比重の大きいところは、足腰の骨と筋肉なんだろう!

 この体重をぎりぎりで支え、ノロヨロと歩く姿を見て、

「そろそろ限界だね」と天の声が下りて来る。

 

 “限界”・・・

それは恐ろしい響きだ。“ぎりぎりの範囲”と言うのだそうだ。

 今は、かろうじて範囲の手前であって、

いつ向こう側へ、倒れ込むのかは知れない。

 すなわち、終わりであって、

“中断”のタイムアウトでなく、“時間切れ”のタイムアウトだ。

 

 抗がん剤の副作用による体力の衰えは、

老体と相まって、

ここ2か月ほどで、目に見える速さで進んでいる。

 今は、抗がん剤という援護射撃によって、

スピードダウンというか、

足踏み状態にある癌細胞も、いつ動き出すかは見当の枠外だ。

 

 このタイミングを、同じ土俵の上に乗せて考え込むのには、

いささかの冒険も伴うが、今は、その塩梅を求めて、

チャレンジしてみるしか、方法はないと思う。

 

 このままでは、両者が倒れ込んで“相打ち”でなく、

“両者負け”になってしまいかねない。

 やはり、抗がん剤の使用を一時停止して、

「体力の回復に努めてみる」ことに掛けてみたい。

 

 ・・・そう思うようになってきたが、

果たして最後の審判はどう下るのか?

 今は、CT撮影と、エコー撮影と、腫瘍マーカーを相手に、

冷や汗をかきながら、にらみ合うしかない。

 

 乗り越えるため、

迷いを脱し、真理を悟り、腹を据えて覚悟をする必要がある。

 ・・・出来るか? Simoji‼ 

 ・・・括(くく)れるか? Simoji‼

これはお前への試練である・・・

 

 でも、だとしたら・・・

そんな苦しいもの、今は・・・いらねえ‼