癌と付き合う Simojiさん(折々の想い)

お役に立つかどうかは分かりませんが、折々の想いを

79.【人の心は、・・・感じるもの】

 

 

 ♡ 今日の寒さは、どこで感じるのでしょうか?

♡ 五感とは、人間の感覚の総称と言われていますが、新たに追加されようとしている

感覚があります。

 それは、「熱さ・冷たさを判断する感覚」、

「空間のなかで自分の体がどこにあるのかを把握する感覚」、

「身体のバランスをとるために必要な平衡感覚」というものだそうです。

 

 今日の天気は雪の予報でしたが、

皆さんの所はいかがでしたか~?

私の地域は、お陰様で雪にはならず、雨の一日でした。

新型コロナウイルスの影響で、外出自粛要請が出ている週末、

何することもなく、とりあえずTVをつけてみました。

 

 雪の情報に続き、

不要不急の説明が、事例を出してなされていました。

 何と理解していいのか、「とっても親切だな~」

なんて思いながら、

他には特に変わったニュースもなさそうなので、

録画を開いてみました。

 

 美の巨人たちの人間像をドキュメントする

番組に出会いました。

 今回は、昭和を代表する日本画

山口蓬春(ほうしゅん)氏(明治26年~昭和46年)の

戦後の日本画の出発を飾る名画の一つ

『山湖』(さんこ)という作品が紹介されていました。

 

 泉屋博古館(せんおく-はくこ-かん)分館長の

野地耕一郎さんは言う。

『絵の下には湖のこちら側の岸が(わずかに)

描かれている。

 この構図の仕掛けは、彼岸というものを感じさせる。

我々はこちらの岸にいるんだけれども、

向こうの世界、

つまりこれからの新しい時代の日本、

美しい日本というものが、まだ向こう側にあって、

それに向かって我々は立ち続けることが

出来るということですね。』・・・と。

 

 以前、上野の美術館で大きな屏風絵を見ました。

 岩の間を清流が飛び散りながら流れているというもので、

岩の荒々しさや淀(よど)みなく流れ行く

水の勢いなど流動感があり、

力強いリズム感が心地良さを見事に

醸(かも)し出していました。

 作品によって、「屏風立て」のものと、

平らに壁に掛けられた屏風絵があったので、

作者は展示方法を意識して描き、

その意思に従って展示されているものなのかを、

知りたくて、尋ねてみましたが、

学芸員さんに聞いても、

残念なことに作者の本意は解明できませんでした。

 機会があったらどこかで再度尋ねてみたいと思います。

「屏風絵」と「ふすま絵」は違うと思われ、

そこには作者の意図ありと密かに思っています。

 

 お相撲さんは、体調が悪いことや、

喜びなど相撲道に沿わないことは、

なかなか本音を言わないという。

心が強いからなのでしょうか。作戦なのでしょうか。

 

 人は勝手に批評します。

勝手に思いを廻らします。勝手に思い違いもします。

 でも、やっぱり、人の心は・・・

「感じること」なんでしょうかねぇ!

 なかなか本音には出くわせそうにありませんし、

深入りは失礼かと思ったりして。。。

 

 今日も、傍らに、エクレアとバナナとお茶を用意し、

上原ひろみさんの「MOVE」が奏でられています。

 そうそう、

先程の美の巨人たちのオープニング&エンディングテーマは、

上原ひろみさん』なんですよ~!